【登場人物】
【登場人物】
モニカ・エヴァレット(19)
肉球プニプニ派の〈沈黙の魔女〉
毛皮をモフモフするのも嫌いじゃない。
アイザック・ウォーカー(22)
日頃からまめなご近所付き合いを欠かさない有能な弟子で公爵様。
大量のニンジンを屋敷に持ち帰り使用人に配ったところ、「ご主人様は使用人に配るぐらいニンジンがお好きなのだ」と思われ、屋敷の食事にニンジン料理が増えた。泣きたい。
シリル・アシュリー(20)
謎の金髪神官にイライラムカムカしているハイオーン侯爵令息。
あの後イライラに任せてやけ食いをしたが、少食なのですぐにお腹いっぱいになってしまい、誰にもやけ食いに気づかれないまま、ひっそり胃もたれを起こしていた。
動物を愛でるならモフモフ派だが、肉球の良さはまだ知らない。
エリオット・ハワード(20)
想定以上の大恥をかいた結果、領民達に温かい目で見られるようになった領主様。
四歳の時に「大きくなったら、ばあやと結婚する!」と言った黒歴史は墓の中まで持っていく所存。
ベンジャミン・モールディング(20)
リディル王国で今最も人気の天才音楽家。
音楽家の一族で、音楽好きな風の精霊とは何かと縁がある。
リィンズベルフィード
ルイスの契約精霊。〈星槍の魔女〉カーラ・マクスウェルの押しかけ妻。
最後の問題発言については、様式美にのっとっただけで他意はない。
様式美のためだけに爆弾をぶちかましたとも言う。
ルベルメリア
いつもゴウンゴウンしている風の上位精霊。リンの弟。
感情が昂ると奇声が出るが、大体いつも感情が昂ってるので奇声がついてくる。
ロージー・ムーア(16)
当代の歌姫。先代歌姫ロビン・ムーアの娘。高位神官の娘で、割と良い家のお嬢さん。
祝祭以降、町で歌の練習をする時はバイオリンを持ち歩き、領主様を見かけたら「一曲弾いてよ、領主様!」と声をかけている。
カーラ・マクスウェル(32)回想シーンは(22)
一度に七つの魔術を同時に操る大天才。元七賢人〈星槍の魔女〉。
旅人気質で一つのところに長く留まることはない。
ルイス・ミラー(29)回想シーンは(19)
権力者の粗探しをして余計なことに首を突っ込む悪癖を、本編で王様に利用されている〈結界の魔術師〉。
師匠の折檻を止めてくれるのが姉弟子のカーラだったので、カーラにはとても感謝している。
カーラがいなければ、片眼鏡ができないぐらい鼻が低くなっていた。
サイラス・ペイジ
まだ名前しか出ていないのに、某〈結界の魔術師〉のせいで今から苦労する予感がヒシヒシとする新七賢人候補。
次章で満を持して登場です。仲良くしてあげてください。
ノールズ夫人(71)
モニカの家のお隣さん。主人に先立たれ、メイドと静かに暮らしている裕福なご夫人。
よくモニカの家に、お菓子や料理やお花を差し入れしてくれる。
「ウォーカーさんとあの小さなお嬢さんは、どういう関係なのかしら?」という話題で、よくメイドと盛り上がっており、「身分違いの二人の駆け落ち説」「亡国の王女と護衛説」「血の繋がらない兄妹の禁断の愛説」など、それだけで長編小説ができそうな設定ができあがっている。
弟子が師匠への愛情垂れ流しなのが原因。
Q:何故エリオットはダーズヴィー伯爵ではなくハワード子爵なんですか?
A:リディル王国の伯爵以上の貴族の中には、複数の爵位を持っている貴族がいます。エリオットの家もその例に漏れず、ハワード子爵はその一つです。エリオットの父は現役でダーズヴィー伯爵してます。
余談ですが、エリオットの父は作中で一、二を争う頑固で堅物なパパです。エリオット曰く「シリルより頭が硬くて冗談が通じない」
Q:リンが男になったり女になったりするということは、他の精霊達も……
A:ルベルメリアがゴウンゴウンしながら奇声を発する美女になったり、ウィルディアヌが儚げで幸薄そうなお姉さんになったり、ピケが氷の銃弾ぶっ放すイケメンになったりもできます。
Q:登場人物のお酒の強さが知りたいです。
↑強い
ルイス、ブランケ兄妹(酒は水)
アイザック、ニール、ケイシー、メアリー、黒獅子皇、ツェツィーリア(滅多に酔わない)
エリオット、メリッサ、ブラッドフォード、アインハルト(まぁまぁ強い)
クローディア、イザベル、ラウル、ベンジャミン、ヒューバード(やや強い)
ラナ、ブリジット、ライオネル(普通)
グレン、ロザリー(あんまり強くない)
レイ、ロベルト、クリフォード(すごく弱い)
モニカ、シリル(飲ますな危険)
↓弱い
大体の目安です。人外は含みません。
リディル王国北部・東部出身者や帝国の人間は割と酒豪が多いです。
次章は、新七賢人登場回です。
自領でニンジン料理に絶望している人も、やけ食いして胃もたれしてる人も登場です。
また、新章前におまけエピソードをいくつか挟みます。
ゆるっとお付き合いください。