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第五話『共存の道』

第五話『共存の道』



「リサ…か」


初めてセルシアが私の名前を口にした。


「リサ。そういえばまだ王都で助けてもらった時のお礼を言っていなかったね。

あの時はありがとう」


「あ…うん。いいよ…」


なんだかくすぐったい。


「でも、どうして俺を助けたんだ?

もしかしたらあの場で君は殺されていたかもしれないのに…」


同じ事を彼の祖母に聞かれた。あの時は答えられなかったけど、今ならその答えを言える。


「二人に殺し合いをして欲しくなかった…

だって、同じ人魚同士なんだよ?

あの時は知らなかったけど、セルシアとマーライズ様は血の繋がった孫と祖母。亡くなったセルシアのお母さんだって絶対に二人に殺し合いをして欲しくないよ…」


「……どうして、君が泣く?」


「えっ…」


言われて気付いた。私の目から熱い雫が溢れ、海水に溶けているのを…。


「…ごめん。俺達の事を思って泣いてくれたんだね…」


セルシアはヨロヨロと起き上がると私を抱き寄せた。


「セルシア…私は貴方にもマーライズ様にも、誰にも死んで欲しくないの…」


「君は優しいんだね…」

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