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肌白リサちゃん
高校になっても…私は白豚と呼ばれていじめられ続けた。
夏場、肌を焼いてみようとは努力するも…直射日光に当たり続けると私の肌はすぐに火傷のように水ぶくれが出来て血が滲む。だから夏は制服から露出する腕にUVカットの長手袋をし、足はハイソックス、頭にはつばの広い帽子を被った。
でも、帽子と手袋は室内にいる間は付けない。だから、教室移動の時にロッカーに置いておいて何度も隠された。
教科書にも黒板にも私への悪口を書かれたし…。
とにかくいじめは酷いものだった。
そして、高校3年生になった。