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地球の失踪事件の真相

「リサも男共のせいで幼少の頃から辛い想いをしてきたから分かるじゃろ?男など必要ない。心清い女だけで世界は充分なのじゃ」


全くもってその通り。別に男がいなくても子供が出来るなら本当に男なんて必要ない。

でも、優しい人だっているけどなぁ。

環だって男だし、保健室の先生も。

セルシアはどうなんだろう?あんなに綺麗な人だし、意地悪したり酷い事を言ったりするようには見えない。


「さて…他にはあるか?」


「あ、はい…今更ですけど、なんで私、水中の中なのに呼吸が出来るんでしょう?」


セルシアとつがいかと聞かれたことも気になった。


「それは精霊王の祝福があるからだろう」


「精霊王?」


「お主が環と呼ぶ者じゃ。この世界では創造主の子の事を精霊王と呼ぶ方が多い」


なんだかかっこいい名前だ。


「マーライズ様も環に会った事があるのですか?」


「ない。だがおとぎ話に出てくる姿がお主の記憶の中にある人物とそっくりなのだ。

青い湖水の髪、エルフの耳、そして運命の輪と呼ばれる杖を持つ者。

精霊王は世界と世界を行き来し、不幸な子供を別の世界に連れて行くという。

ある時は嘘つきな大人達の街から子供達を連れ出し、生まれたばかりの世界に連れていったり、またある時は小さな丘の上にいた兵隊を争いのない平和な世界に連れていったりと」


それってもしかして…ハーメルンの笛吹き男とロアノーク大失踪事件の事じゃ…。

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