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プロローグ
初投稿です。 どうぞ読んでやってください。
理那は、誰かの話し声と温かさ、そして明るさで目が覚めた。
まだ覚め切っていない脳に誰かの話し声が響く。
「そろそろあたたまってきましたね。」
うっすら目を開けた理那は、暖炉の前にいる人物が言ったということを認識する。そして、今までにあったことを思い出す。(そうだった。かわいい生き物達に食べられそうなんだった…。)
そして、暖炉の前にいるのが、かわいい生き物達であることに気付いた。(あれ?ひょっとして…。)
理那はソファの上で毛布にくるまっている。
身の危険を感じたが、もう、手遅れなようだ。
かわいい生き物①が理那の方を指差し、「もうそろそろ、あれ、焼きましょうか。」と言う。
かわいい生き物②が「焼く、焼く~!」と言っている。
このあたりで、理那の運命は決まっていた。
もちろん、『家に帰る』ことからは、程遠い。
お楽しみいただけたら、幸いです。
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