表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アフターオブライフ  作者: HIVE
9/14

第一章 9 『ニューデバイス』

前回は投稿が空き、翌日に次の投稿。明日は無理でしょうね(笑)

少し設定を総ざらいしてみたら設定用語が20個近く。これは少ないのかな?人名もそれくらい。まだまだ増えていきますがなかなか名前を決めるのが難しい。キャラがブレないように頑張るよ!

『もしもし健永くん、今どこいる?

うん、あっ、お仕事してるんだね。

ううんいいよ、頑張って!

私は大学の友達に健永くんを紹介したいなって思って、電話したの。だから急いでないから、また一緒に大学いこ?

ふふふっ、うん、じゃあね』



電話を終えて振り返ると会話中の友人と思われる女性がにやにやしていた。


『ん〜会話が筒抜けだったけどひなちゃん、恋路は絶好調なんだね、よかったよかった』


うんうん頷いているのは新垣琴菜、芸術専攻でリアルワールドのファッションから音楽まで色々手がけている。

健永くんの話をするのは3回目になるが今まではSNSで話題にしただけで面と向かって茶化されると本当にやめてほしい。


『筒抜けだった定で話すけど、大学に来たのその彼氏くん?他の人と喋ったりしなかったの?』


『2日前にね、健永くんには私の最新作を渡してそのまま喋り込んじゃってしっかり大学回ってないんだよ』


『なるほどね〜新作ってあのブレスレットか、ふ〜ん、もう手なづけちゃったのね』


『手なづけるって何?!そんなことしてないよ!』


『ちぇ〜彼氏くんカッコよかったらちょっかい出そうかなって思ってたのにぃ〜』


『ダメです〜そんなことしたら次の新作は自分で購入してよね』


『ええ〜だってあれ一般人じゃ買えないじゃん!暗躍?物々交換?どーやって手に入れるのよ?』


『ちょっかいかけなきゃいいでしょ〜?』


『えー楽しーじゃん〜』


嫌がらせのように言っているがこれは彼女のじゃれ方だ。さっきのにやにやから顔が一度も引き締まってない


『あっねえこれ見てよ、新能力開発実験披露だって!見に行こうよ』


琴菜が見ているのは大学のタイムテーブル講座を見て熱心に授業登録しているのかと思ったら


『それって今からなの?』

『もち!ちょっと見に行こーよー』


新能力開発実験ははたまたなんの種類なのか、武器のデバイスかな?


会場は第三体育館、体育館といっても武装デバイスを行使することが前提なので客席はなく、立ち見になるがそれ故に近くで見学できる。

そして体育館の中は物理反射を施した素材が張り巡らせてあるため、落下等のダメージはトランポリンのように吸収される仕組みらしい


『どんな能力なんだろ?あそこにいるのは技術専攻の人たちだよね、ってことはデバイス型かな〜』


『うん、あ、なんか杖みたいなの持ってる人と手袋してる人がいるね』


ここは国立大学の2つしかないうちと一方である。新開発されるものには国家を進歩させると期待を予感するものも多く完成度が高いものが多い。 人が続々と集まってくるのも当然だ。


『それでは集まりの皆さん。イデア国家大学技術専攻クラスによる、新能力開発実験の試作性能のお披露目を始めます』


『はじめに、この能力は武装デバイスを模した新技術、名を『マインドスピア』と称します』


そこでさっきチラッと見えたあの杖が出てくる。


『この武具は物理的にはダメージがありません。ですが相手の精神に直接的負荷をかけることができます、威力はまだ微量ですがいずれ実戦でも使える道具となりうる武具です』


『では、説明はこれくらいにしてご覧に入れましょう』



ただ杖を持っただけの生徒が対物理装備をしっかり整えた生徒に向けて杖をきれいに振った。きれいにとは正確に程近い円と正五角形を描いていたからだ


『ぐわっ…』


装備をつけている子が頭から吹っ飛んだ


『え、なに?なにも見えなかったけど…』


『あたしも…』


観客はまじまじとのその光景を見ていたのにこれを理解している顔は片手で程


『こちらの“法具”は相手を飛ばす威力で留めていますがリミッターを解除する場合、光星族に即時回復不可のダメージを与えます。この法具の目的は攻撃になりますが、これは1つの通過点にすぎません。いずれは光星族のためにもなることを確信します』


最後によくわからない事を言い放って技術スタッフたちは解散していった。


『なんか急に終わっちゃったね』

『うん、結局何だったのかわからなかったよ』


ーーーーーーーー


『ロイフ、買い物して帰ろうか』


『そうですね、今日はなにが食べたいですか?』


『…うーん、揚げ物でも食べたい気分だな』


『それでは天麩羅にしましょう』

『んじゃそれで』


食品とちょっとの日用品を買い足して帰った


『ご馳走さま』

『お粗末様でした』


『今日は戦闘されましたから疲れていると思いましたのでお風呂もしっかり入ってくださいね』


『え?うん…』

さすがにこっちに来てからシャワーだけで済ませていたのを悟られていたのか、少し恥ずかしさを覚えるがお風呂を沸かしてくれているようなので入らせてもらおう


今のところ家計は食品と日用品のみにしか出費がない。電気代と水道代はどうなっているのか、急に請求されないのかな?と思っていたのをひなさんに聞いたところ電気と水はいくら使ってもいいと言う。すごい生活が楽な気がする。イデア(この国)は経済が豊かな国で福祉もここまで進化すると人が堕落するだろう。


こんな現実的な理由で避けていないのだが一人で湯船を張るのはもったいない気がしてならない


さすがに風呂にロイフが乱入というイベントはなかった。これを少しでも期待させているのは風呂場をロイフがずっとウロウロしていたからだ。それ以外の何者でもない


『お風呂ありがと、急に眠くなったから先に寝るわ』


『わかりました、食器の片付けて明日の準備ができたら私も寝ますね、おやすみさない』

『おやすみ』


ーーーーーーーーー


『ご馳走さま』

『お粗末様でした』


『今日は戦闘されましたから疲れていると思いましたのでお風呂もしっかり入ってくださいね』


『え?うん…』


さて、私の次やるべきタスクは食器を洗う、洗濯物を畳んでおく、あとは明日着る服を選ぶくらいですね


いえ、もっと大事なことがありました、私もシャワーを浴びる必要があります-汗を掻けない身体ではありますが-料理もしましたし何より私の“理性”がそれをするべきだと訴えている


アンドロイドには身の清潔さが勝手に綺麗にされる便利な機能が付いています。服自体は無理ですけど、寝巻きはつけているだけで汚れもしない健永くんに抱きつかれた際に汗がついたくらい誰も問題しないですけど。

私もお風呂に入るべきだ


だけど一緒に入っていいのでしょうか

お風呂は一人で入るのが最も疲れをとれるようですし、けど自分の意思で入ることができる条件にあって入らないという手を取るとは思えません、でも、うん入るのはやめておきましょう。ここでもまた私の“理性”がそれを決断した



今回は三者の視点から描いて見ました。ロイフはいつもどんな判断をしているのか…欲ももちろんありますよ。今回は理性が勝ちました(*´-`)

琴菜さんは急に決定した人なのでまだ設定が追いついてませんが彼女も重要人物になり得る可能性があるのかないのか…お茶を濁しました次回お楽しみに

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ