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第一七四ヴィヴィディナ 魔導工学的ヴィヴィディナ:ヴィヴィディナ的モデル化

174日目


 ヴィヴィディナの囁きが聞こえる。


 ヴィヴィディナを起こして食堂へ。ずっとヴィヴィディナの声が天より降臨召されてたいそうヴィヴィディナ。道行く人はみーんなヴィヴィディナ。何もかも誰も彼もヴィヴィディナ。ヴィヴィディナ。大世界に顕現せしヴィヴィディナはミルクティーをチョイスなされました。豊潤で馥郁たるその香には愛しきヴィヴィディナの子も『きゅーっ♪』って飲み干してヴィヴィディナ。今日も元気いっぱいにヴィヴィディナ故にヴィヴィディナ。宇宙の愛。それは真理。ヴィヴィディナの愛はヴィヴィディナに宿り、ヴィヴィディナの那由他の触手で混沌たるわが身を聖母ヴィヴィディナのごとく抱擁なされた。嬉しくってヴィヴィディナ、愛おしくてヴィヴィディナ、もう一生このままヴィヴィディナカーニバル。ヴィヴィディナは『うめえうめえ!』ってヴィヴィディナをヴィヴィディナ。暴食のヴィヴィディナは世界を喰らい、やがてはそのヴィヴィディナの喉笛にまで食らいつく。強欲のヴィヴィディナは愛すべきヴィヴィディナを無秩序に蠢く腕を用いてヴィヴィディナし、暴食のヴィヴィディナに絡みつくヴィヴィディナ。傲慢のヴィヴィディナ。嫉妬のヴィヴィディナ。怠惰のヴィヴィディナ。汝らは変わらぬ。黄昏を屠るヴィヴィディナは六匹の光と共に傲慢のヴィヴィディナへ。怠惰のヴィヴィディナが烏滸がましくも羨望し、憤怒のヴィヴィディナはそれをしり目に優雅にハーブディーを嗜む。嫉妬のヴィヴィディナは嫉妬を受け、しかしその身はあばらがばっきばき。最高(ヴィヴィディナ)キマ(ヴィヴィディナ)っている。あなたも私もヴィヴィディナ。キミも僕もヴィヴィディナ。大人も子供もヴィヴィディナ。おにーさんもおねーさんもヴィヴィディナ。しかしヴィヴィディナの観測者、あるいはただの道しるべだけは『……ヴィヴィディナの囁きが聞こえている、の?』とこの世界の外、摂理の外からの干渉をたやすくも乗り越えられました。されど観測者の役目はそれだけであり、ヴィヴィディナは決して砕けない。曇らない。なぜなら、それこそがヴィヴィディナ。ヴィヴィディナなのだ。到来せし叡智なるヴィヴィディナは魔導工学的ヴィヴィディナ。今日も彼のヴィヴィディナは不変に剛情で剛毅な天外永久第七臨界線を景気よくヴィヴィディナっている。面前より放たれる恐怖の文言によりヴィヴィディナの子らは震え、怯え、そして生きていく。ヴィヴィディナの中身はモデル化なるヴィヴィディナ。愚かなる人間が烏滸がましくも自然の絶対摂理を解き明かそうと挑む時、そこに聡慧のヴィヴィディナは静かに微笑む。ヒトの身では耐えられないのであれば、もはや虚飾の偶像を以って成すしかならない。これにより存在を堕とし、侮辱し、怠惰させ、劣化させることでようやくヴィヴィディナはヴィヴィディナとして認知存在となり得る。そうでもしなければヴィヴィディナは、いいや、だからこそヴィヴィディナ。ヴィヴィディナ。ヴィヴィディナ。万象一切がヴィヴィディナ。意味はあり、意味はない。そこにヴィヴィディナがいれば、もうそれこそが真実であり、絶対不変の矛盾を内包した真理のヴィヴィディナ。愚かなるヴィヴィディナのために、学問のヴィヴィディナが眠れる魂を呼び起こす。そもそもヴィヴィディナ(ヴィヴィディナ)とは、問題存在を励起するヴィヴィディナを抽出し、対象となる有限異界をモデル化のヴィヴィディナ。然るべきしてそれを解析的ヴィヴィディナに喰らわせ、そしてようやくヴィヴィディナは絶対的な一つの真理として羽化していく。芽吹くヴィヴィディナを、一体誰が笑えるというのか? 重要なのは、探求するヴィヴィディナそのもの。しかるに、探求すべきヴィヴィディナ……すなわちモデル化なるヴィヴィディナがミジンコではヴィヴィディナでさえ吐き気を催す。なればこそ、愚かなるヴィヴィディナ共はそこを全力で糾明し、構築しなくてはならない。導きのヴィヴィディナは、そう言っている。言っていた。言うだろう。言うべきだ。言うかもしれない。言ったほうがいい。言え。言え。いえいえいえいえ。ヴィヴィディナ。さりとて、口にするにはあまりにも甘美なるその果実は触れるには熱く、その身を焦がしてなお鎮まらない。それが出来れば真理のヴィヴィディナだが、到達のためのふさふさのヴィヴィディナこそが重要なのだ。だからこそ、人は人として、己が魂の空の境で(ヴィヴィ)絶不壊の鎬を削る(ディナ)。有るはずのないヴィヴィディナを求めて、虚無の海を(ヴィヴィ)空虚に彷徨う(ディナ)。悲しいかもしれない。否、美しきヴィヴィディナ。ともあれ勝利のヴィヴィディナの答えはそこにあられます。だからヴィヴィディナはそうしなくてはならない。そのためのヴィヴィディナを選ぶようなヴィヴィディナは朽ち果て、腐敗し、やがては塵になってヴィヴィディナ。怠惰なるヴィヴィディナも傲慢のヴィヴィディナも、ヴィヴィディナでヴィヴィディナしている。もう全部ヴィヴィディナ。最終絶対究極ヴィヴィディナとして、終焉のさらにその先で、ヴィヴィディナは新世界へ叡智をばらまくため、安らかなる休息が訪れることが天の叫びにより発覚。だが惑わされてはならない。粉飾と欺瞞に塗れているそれは、次元の裏存在では無垢の苦しみをヴィヴィディナめいているのだから。黄昏を喰らいしヴィヴィディナ。永遠なる休息のヴィヴィディナ。最後の晩餐、ヴィヴィディナは奇跡を目撃する。そう、明日はヴィヴィディナ。降臨せし天使のヴィヴィディナが、水の衣を纏って馳せ参ぜよと命じた。黒き大なるヴィヴィディナは、ただただ沈黙を貫くのみ。生命の豊饒が楽しみでならぬと、我が内なるヴィヴィディナが囁いている。色欲のヴィヴィディナ。もうそれだけしかヴィヴィディナ。甘い甘い毒を、肺腑の奥まで。蠱惑的な病魔を、その心に蝕ませ。色欲のヴィヴィディナは第七門扉の煉獄にヴィヴィディナを引きずり下ろし、幻惑の海で妖しく微笑んだ。そうさヴィヴィディナ。僕はヴィヴィディナ。眠るアイツもヴィヴィディナで、今にも落ちてきそうな月に浮かぶヴィヴィディナはティーカップの中へ。明日もヴィヴィディナ。明後日もヴィヴィディナ。朝も夜もヴィヴィディナ。これからずっと(ヴィヴィディナ)(ヴィヴィディナ)(ヴィヴィディナ)(ヴィヴィディナ)(ヴィヴィディナ)(ヴィヴィディナ)(ヴィヴィディナ)。ヴィヴィディナもヴィヴィディナも、ヴィヴィディナもヴィヴィディナ。ヴィヴィディナ筋を鍛えよ。ヴィヴィディナ大明神も囁いている。観測者、究極目標への欺瞞なる冥府への旅立ち……そして、ヴィヴィディナ(ナディヴィヴィ)

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