■人物紹介と舞台設定
■登場人物
・豊田庸平
本作の主人公。山水中学校3年生。
最弱とよばれクラス全員からいじめを受けている。
陰陽師の末裔として、赤鬼襲来をきっかけとしてその力に目覚めた。
髪は寝癖がちで、いつも眠そうな目をしている。
・坂本佳乃
本作のヒロイン。山水中学校3年生。
2年生の時に庸平が転校してくるまでは最弱と呼ばれいじめをうけていた。
黒魔術のために屋上に魔法陣を描くのが日課。
中二病を患っている。
怒ると怖い。
パッツン前髪で長髪。
小学生の頃に母を亡くし、現在は父と継母と暮らしている。
・吉岡勇気
山水中学校のボス的存在。
庸平達を最弱と呼び、いじめを煽動している。
リーダーシップはとれるが性格に大きな問題がある。
・長谷川智恵子
佳乃の同級生で親友。
最弱でなくなった佳乃に一番始めに声をかけたことから親友になった。
赤鬼事件で佳乃を裏切り、皆の前に突き出して佳乃をオニ役に仕立てた。
・赤鬼
体長5メートルの魔物。
山水中学校の屋上に落下し、校舎を半壊させた。
その後の戦いで、庸平に敗れてミニサイズに縮んだ。
■舞台設定
※本作は謎解き要素がメインの話ではないので、作品の世界観を早くお伝えしたいという思いを込めてネタバレを恐れず紹介します。ネタバレ要素が苦手な方は、読み飛ばしてください。
舞台は関東のとある山村。
主人公たちが住む山水村は県境に位置し、山を隔てて向こう側は他県である。
三方を山に囲まれたこの村には、古くから魔物にまつわる伝記や言い伝えがある。
鉄道が走る町へは細い道路を下っていき、隣の山ノ神村を通って町に出なければならない。
山ノ神村は古くから神の住む村として、山水村の魔物たちを封じ込める役割を果たしていた。
山ノ神村には古くから下賀美神社を中心に独自の文化様式が存在する。
※拙著『ど田舎の神者人』は下賀美神社の一人娘と、その幼馴染みの織りなす物語。本作のスピンオフ作品となっていますので、こちらも併せてお読みいただけると幸いです。




