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東方秘封幻想   作者: あとら
2/2

曖昧な記憶

皆大好き博麗神社へレッツゴー


真夜中の23時12分。辺りに明かりは見つからず暗闇が広がっている公園。あまり整備はされておらず錆びれかけの遊具や雑草が生えている砂場がある。そのせいで昼間でもあまり人が集まらないこの公園、そこに一人、少々呆れているから少女がいた。


メリー「……遅いわね蓮子、また遅刻だわ」


待ち合わせの時間は23時、これはいつも秘封倶倶楽部活動の待ち合わせ時間として二人が決めている時間。しかしメリーの腕時計は23時14分を指していた…。


メリー「それにしても、なんで待ち合わせ場所がいつもこの公園なのかしら。明かりもほとんどなくて気味が悪いわ」


メリーがそんなことを愚痴にしていると急ぎ気味な足音が聞こえてきた


蓮子「…はぁはぁ、メ、メリー…待った?」


メリー「待ったわよ、ほらもう15分も遅刻しているじゃない!まったく、これで何回目よ?」


蓮子「いや、メリーのその腕時計は間違っているわ、今の星の位置を見ると時間は23時14分47秒よ」


メリー「はぁ…相変わらずね、そんな正確に時間が分かるのなら遅刻なんてしないでほしいわ」


蓮子「ごもっともです」


蓮子は遅刻常習犯、今までにいくつも遅刻をしてメリーに迷惑をかけている。


メリー「それで今回目的地の博麗神社だけど、改めて説明して欲しいわ」


蓮子「わかった、なら目的地に向かいながら話すわ」


蓮子はそう言うと目的地に向かって歩き出した。

真夜中の23時12分。辺りに明かりは見つからず暗闇が広がっている公園。あまり整備はされておらず錆びれかけの遊具や雑草が生えている砂場がある。そのせいで昼間でもあまり人が集まらないこの公園、そこに一人、少々呆れているから少女がいた。


メリー「……遅いわね蓮子、また遅刻だわ」


待ち合わせの時間は23時、これはいつも秘封倶倶楽部活動の待ち合わせ時間として二人が決めている時間。しかしメリーの腕時計は23時14分を指していた…。


メリー「それにしても、なんで待ち合わせ場所がいつもこの公園なのかしら。明かりもほとんどなくて気味が悪いわ」


メリーがそんなことを愚痴にしていると急ぎ気味な足音が聞こえてきた


蓮子「…はぁはぁ、メ、メリー…待った?」


メリー「待ったわよ、ほらもう15分も遅刻しているじゃない!まったく、これで何回目よ?」


蓮子「いや、メリーのその腕時計は間違っているわ、今の星の位置を見ると時間は23時14分47秒よ」


メリー「はぁ…相変わらずね、そんな正確に時間が分かるのなら遅刻なんてしないでほしいわ」


蓮子「ごもっともです」


蓮子は遅刻常習犯、今までにいくつも遅刻をしてメリーに迷惑をかけている。


メリー「それで今回目的地の博麗神社だけど、改めて説明して欲しいわ」


蓮子「わかった、なら目的地に向かいながら話すわ」


蓮子はそう言うと目的地に向かって歩き出した。


メリー「ちょっと蓮子!」


メリーもひと足遅れて歩き出す。








蓮子「それじゃあ博麗神社について説明しよう。妖怪や幽霊が現れたり別の世界へ繋がっているという話はしたよね」


メリー「えぇ」


蓮子「博麗神社には妖怪や幽霊は頻繁に現れるらしいんだ、噂によると毎日のように」


メリー「それって心霊スポットとしてはどうなの?」


蓮子「レアなケースだよ、毎日現れるなんて。つまり行ったら確実に会えるのよ!」


メリー「会って何をするのよ…」


蓮子「それは勿論、現在の科学では証明出来ない幽霊の事について色々聞かせて貰うわ!」


蓮子が目を輝かせながらそう言う。メリーはそれを聞くと少し困った表情で「はぁ…」とため息をつく。


蓮子「おっと、話題がそれちゃったね。そんな素晴らしい心霊スポットなのに、不思議な場所大好きな私が知ったのはつい最近なの。おかしいわ、毎日2時間はネットで全国の不思議な場所について調べているのに今まで近場にこんないい心霊スポットがある事を知らなかったなんて」


メリー「灯台もと暗し、ね。私も知らなかったわ」


蓮子「でも私はここら辺の地図は全部把握しているわ、神社も全部調べたつもりよ。だけど博麗神社に関しては調べた記憶がないわ。でも私は博麗神社の場所を知っている。何かがおかしい…?」


メリー「蓮子がそこまでいうのなら何かあるかもしれないわね」


蓮子「なにか胸騒ぎがするわ…」


蓮子が意味深な表情になる。


メリー「…でも、行くんでしょ?」


蓮子「勿論!世界に隠された結界の謎を解き明かす。それが私達、秘封倶楽部の活動よ」


メリー「まだ結界の境目があるか分からないわよ、でも分かったわ、何処へでもついて行くわ。蓮子」


蓮子「そう来なくっちゃ!」


この時まだ二人は、これから起こる不思議な事を想像もしていなかった。





それから二人が30分程歩くと遠くに赤い鳥居が見えてきた。


蓮子「見えてきたわね、あれが博麗神社よ」





今回の博麗神社ですが『蓮子とメリーが住んでいる近場』という設定にさせていただきました。本当は博麗神社のモデルとなった洩矢神社や博麗神社の元ネタと言われている城嶺神社の場所にしたかったのですが色々不都合がありましてこのような設定にさせていただきました。

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