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東方秘封幻想   作者: あとら
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いつものように

これは秘封倶楽部の悲しく切ない物語



静かな部屋に漂う紅茶の香り、その香りに植物や古本の香りが混ざり、なんとも言えない独特な香りが部屋全体に広がる。

少し厚い小説本を読みながら紅茶の入ったティーカップを片手に取り、香りを楽しんでから口に近づけ注ぎ込む。口の中に広がるほのかな甘味とスッキリした味わい、そして鼻から抜ける芳醇な香り。そう、これが紅茶だ。


蓮子「うーん、やっぱり高級紅茶は美味しい!」


メリー「なに自分の世界に入ってるのよ…。それにそれ、高級紅茶じゃなくて市販のティーパックの紅茶でしょう」


蓮子「いいじゃない、気分だけでも高級紅茶を飲みたいでしょ?私は一度も飲んだことないけどね。と言うかメリー、いつの間に来てたの?」


メリー「3分ほど前よ、蓮子が紅茶を飲んでいたときね。蓮子ったら、やけに真剣な表情をして飲んでいたから少し驚いたわ。私が来たことにも気付いてないみたいだったし」


蓮子「いや〜急に居てビックリしたよ、メリーの能力が境界を操れる能力にでもなったのかと思っちゃったよ」


メリー「なによそれ、まるで妖怪じゃない」


蓮子「冗談冗談、そうだ、メリーも『高級紅茶』飲む?」


メリー「……そうね、それじゃあいただこうかしら」


メリーの返事を聞くと、蓮子は座っていた席を離れ、紅茶を入れに行く。

少しして蓮子が紅茶の入ったティーカップをもってきた。メリーの席に、溢れないように静かに優しく置く。


メリー「ありがと」


蓮子「どういたしまして」


そう言うと蓮子は自分の席に戻り自分の紅茶を飲む。


蓮子「そうだ、そう言えば最近面白い神社を見つけたんだ」


メリー「面白い神社?」


メリーが少し不安な表情になる。というのも蓮子の言う『面白い』はいつも不気味や不思議なことばかりなのだ。彼女は『面白い』という意味を少し履き違えているのかもしれない。


蓮子「うん、神社って言ってももう廃神社らしいけどね。面白い噂をいくつか聞いたんだ」


メリー「へぇ…どんな噂?」


蓮子「なんでもその神社には妖怪や幽霊が頻繁に出るらしいんだ。肝試しに行った何人かの人が帰って来なかったっていう噂もあるし」


メリー「ふぅん…でもそれだけなら他の心霊スポットとかとあまり変わらないと思うわよ」


蓮子「そう!それだけなら他の心霊スポットと変わらないんだ。でも他にも噂があってね、別の世界に繋がっているっていう噂があるんだ」


メリー「別の世界と…もしそれが本当なら結界とのなにかしらの影響があるかもしれないわね」


蓮子「別の世界、それは霊界なのかそれとも別次元の世界なのかそれともこの世界とは違う空間の世界なのか…」


メリー「考えたってキリがないわよ」


蓮子「ということでメリー!今日の夜、その神社に行こう!」


メリー「はぁ…私に決定権はないのね…いいわよ、行きましょう」


蓮子が笑顔になりワクワクとしている。まるで探検にいく子供のように。


蓮子「それじゃあいつもの場所で23時に集合ね!」


メリー「分かったわ。ところで蓮子、その神社の名前はなんていうの?」




蓮子「『博麗神社』」




はじめまして、あとらです。今回は初めて小説を書かせていただきました!初めてということもあって中々時間が掛かってしまったり表現がよく分からないところや言葉が間違っているかもしれません…。


この 『東方秘封幻想』ですが、まだまだ続けさせる予定なのでなにとぞよろしくお願いします!







蓮メリは正義!!!

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