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英雄育てる院長先生  作者: 山木 深
まずは生活基盤を作ろう!
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戦闘訓練:魔法編1

長くなりそうなのでいくつかに分けます。

太陽がさんさんと照りつけるなか、院長先生ことエイシャ・ブロードバンドと10歳以上の子どもたち八人全員(お仕置きで寝込んでいるマルクをぬく)が運動場にそろっていた。


「さて、先日の一件でごたついたせいで遅れましたが、これより戦闘訓練を始めます!」


そうエイシャが宣言するが、何も知らされずにいきなりたたき起こされた子どもたちは顔をしかめながら適当に聞き流していた。エイシャの宣言にはだれも乗ってくれなかった。

その結果エイシャは、うるうるした目で子どもたちを見つめだし、しまいには「ひっく、ひっく、....う、うえ〜ん。みんなが冷たいです〜。」と泣き出してしまった。

そう、エイシャは構ってちゃんの寂しがりやだったのだ! 




閑話休題



子どもたちが総出でエイシャに構ってあげたり慰めること20分。

やっと泣き止んだエイシャは目にたまっていた涙をぬぐいながら一気に立ち上がると、「よしっ、気を取り直して戦闘訓練を始めますよ!」と、また宣言した。

すると子どもたちは、「いよっ、待ってました!」などと一斉に言い出した。

みんな、またエイシャを慰めたり構ってあげるのは、めんどくさいので、いやだったのだ。


「それでは、今日は基本的な魔法講座から始めましょう。」


そうエイシャが言うと、子どもたちはみんな一様に、喜んでいた。

普通、魔法は学園に入学するか、王候貴族であるか、もしくは魔法使いの一族でもなければ教えてもらうことはできないからだ。


「なあなあ、まずは何を教えてくれるんだ?」

「ロイやエルフィ、グリス、それに儂は魔法適性はそこそこあるが、獣族のオルフやターニャは魔法適性はかなり低いはずじゃぞ。魔法は使えんのではないかの?」

「にゃに、頑張れば使えるようににゃるはずにゃ!」

「いえ、オルフとターニャに覚えてもらうのは、魔法ではなく、身体強化ですから、大丈夫ですよ。」


それを聞くと、オルフやターニャは若干不満そうな顔をしながらも納得し、うなずいた。それを確認すると、エイシャは子どもたちを魔法が得意な種族と苦手な種族、それにどちらもある程度使える種族の3つに分けて教えることにした。

なぜなら、得意かどうかによって教えるものが違うからだ。まず、魔法が得意な種族、ガイジン(ドワーフ)、ダグラス(魔族)、リュート(龍族)の四人にはまず、魔法についての講義が行われることになった。


「それではダグ

ラス魔法についての簡単な説明をお願いします。」

「ういっす。そうっすね、簡単に言っちゃうと基本属性に光、闇、水、火、風、土、無の8属性があるっすね。それ以外は知らないっすね。」

「ダグラス、少し予習が足りませんね。」

「他には、発展属性の火炎や氷結、混合属性の雷、重力、それに神聖魔法があります。魔法の階級についてはどうですか?」

「汚名返上のチャンスっすね!えーと・・・・・そうっす!一番したから初級、中級、上級、災厄級、伝説級、神話級とあるはずっす!」

「ふふっ、正解です。これは答えられましたね。それではまず、誰でも使える無属性の魔法から使ってみましょう。」


次は火曜の予定です。

誤字脱字があれば指摘があるといいです。

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