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英雄育てる院長先生  作者: 山木 深
まずは生活基盤を作ろう!
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昼食騒動終結1

今回ので子供たち全員がもれなくエイシャコンになります。


エイシャに説教を長々とされ、ぐったりしたロイたちの首根っこをつかんで食堂に戻って来たエイシャはロイたちを放り投げると言った。


「今すぐ何があったのか全て説明しなさい」


そう言うと、手近なところにあった椅子に座り、無言で早く言えと促してきた。

何があったのか知らずにとりあえず怒ったらしいエイシャにいらっときたロイたちだが、悪いのは自分たちなので大人しく話す事にした。


「あー、まずはだな・・・・」


とロイが代表で話始めたところでエイシャが割って入ってきた。


「いえ、ロイが言っても一方の視点からしか分からないでしょうし・・・・」

「そうですね、フィーア、あなたが教えて下さい。あくまで中立の立場としてですが」


そう言われて指名されたフィーアは、やっぱりわたしなの〜、と少しやった後にエイシャに説明を始めた。


「えっと、始まりはいつものラグオとナミビア、カグヅチとマヤノの喧嘩だったらしいくてね、それがいつもよりひどくて止まらなそうだったからロイくんたちにお願いして止めてもらおうとしたの。そしたらロイくんたちまで一緒に喧嘩しちゃって困ってたとこに院長先生が来てくれたの」


フィーアの説明を軽く聞いたエイシャはやはり自分が怒ったのは間違ってなかったと今さらなことを確認すると


「それでは気を取り直してご飯を食べましょうか」


そう言ってさっきまでのことなど全てなかったかのようにしていた。


「院長先生、もっと怒んないんですか?」


説教だけしかお仕置きされておらず、思ったより大分怒られなかったことを不思議に思ったラグオが聞いてみると、意外な答えが返ってきた。


「まあ、あなたたちには怒ってはいますが、今日はせっかくご馳走を作ったのですから楽しく食べたいですからあれくらいにしておきます」


みんなが楽しくご馳走を食べれるように出来るだけ簡単に説教を済ました理由を聞いたロイたちはないてしまった。

自分たちで喧嘩をして険悪な雰囲気になっているのに気付きさりげなく直そうとしてくれているエイシャの優しさが嬉しかったのだ。

そしてこの時子供たち全員は誓ったのだ。

自分たちはこれからも喧嘩をしてしまったり、はしゃぎすぎて物をこわしたりはしてしまうだろう。

不満を我慢して溜め込んでしまうより定期的に喧嘩した方がいい関係でいれるだろうし、どんなに気をつけていても物は壊してしまうことはあるだろう。

エイシャには迷惑をかけてしまうだろう。

だが決してそれら自分たちのことやそれ以外のことでエイシャに泣き顔をさせることはさせないと。

そんな事を考えているとは知らずに真剣な顔で話を聞く子供たちに、理解してくれたのかな、と誤解したエイシャは殊更に明るい声を出すと食事を始めた。


「いただきます!」


そしてそれに続く形で子供たちも


「「「いただきます!」」」


と食べ始めた。


次は多分これの続きを少し短いのでやると思います。

投稿は土曜です。

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