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夏生詩集

太陽と月と空の詩

作者: 夏生

以前書いた小説の断片から。

「海に溶けていく夕日」


真昼の太陽より

海に溶けていく夕日の方が

好きだった


歓喜の声を上げるように

光を弾かせながら自ら海に

溶けていく


辺りが闇になってもおかまいなく

そして、また日は昇る

何事もなかったような顔をして



「くれないの月」



くれないの月が昇る夜

可憐な花は濡れて

蜜を浮かべながら

妖しく微笑んだ


風は熱を帯びた

ため息のように

頬を撫でた



露をこぼす草花

濡れた土から生命の匂いが

漂う



くれないの月がのぼる夜

自然は艶やかに潤んでいた



「空は空」


空に夢はない

空は微笑まない

空は歌わない


空は変わらない

空は飛べない


空は空


空に夢を見るのは人で

空が微笑むと書いたのも、人

空の歌を書いたのも、人


空の中で絶えず変わるのは雲

空を飛べるのは鳥


空は、空




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― 新着の感想 ―
[一言] これまでの夏生さんの作風と変わった感じがします。 小説と詩では執筆するアプローチが異なるのでしょうか。 「空は空」以降、読み進めると「空は空」の一言の深みが増す感じがします。
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