表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
MURAMASA SWORD  作者: シルバ
1/4

第一話 Opening

初めて書いた小説なので評価の方もお願いします。

キーン コーン カーン コーン

授業終了の鐘が鳴り響いていた7限目の授業が終わり、皆が帰りのしたくをしたりしている中ある教室の窓側の席に座っている真田 アキラはいまだに突っ伏したまま寝ていた。

彼が眼を覚ましたのは日も暮れた頃だった。

「うおっ!?ヤベェ、寝過ごしたか!?」

アキラが急いで学校を出た時には既にほとんどの部活も終わり、事務室の明かりを除いてほとんど誰もいないような状態になっていた。

アキラが学校をあとに一人いつもの帰り道を歩いていると、電灯が当たってキラキラと光るものがあった。

(なんだこれ?)

アキラが試しに拾ってみると、それは妖しく光輝くナイフであった。

(綺麗なナイフだな。それにしても、何でこんなとこに?)

アキラはナイフを人差し指と親指で持ち、クルクルと何回か回して見ると、しばらく考えたのち丸出しの刃の部分を持っていた紙で包みバックに入れ、持って帰ってしまった。


アキラは家に帰り自分の部屋に入るとバックからさっき拾ったナイフを取り出し、ベットに寝転がりながらその妖しく光輝くナイフを見ていた。


アキラは時間がたつのも忘れてナイフに見とれていた。

どれ位たった頃だろうか、ドタドタと階段を上ってくる音がした。

アキラはその音に気がつくと急いでナイフを隠し、何事もなかったように椅子に座り、マンガを読んでいたフリをした。

バンッ!!

勢いよく部屋のドアが開くと、そこにはアキラの姉が立っていた。

「アキラ〜、あんた私が楽しみにとっておいたプリン勝手に食べたでしょ?!」

「あっ、あ、あれ姉ちゃんのだったの?」

「アキラ、あんた私がプリンに命かけてるの知ってるでしょ〜?今すぐあの世に逝きたいの?」

「え、遠慮しときます」

アキラの姉はバキバキと指を鳴らすとアキラに襲い掛かって来た。

「う、うわぁ〜〜!」

アキラの絶叫は澄んだ空にこだましていった。




ベットに寝かされていたアキラは体の痛みで眼が覚めた。

「痛った〜あのゴリラ女め」

横になりながら枕元にある携帯で時間を確認すると時計は午前1時58分を指していた。

(もうこんな時間か、明日も学校だし、このままもう寝るか)2時になり居間にある古時計がゴーンと、一回鳴った頃、アキラが右に寝返ると

ジャラララ

という音が聞こえた。まるで鉄が擦れたようなその音を聞いてアキラが起き上がると、そこには天井に黒い穴のような物が浮かんでおり、そこから一本の鎖がアキラに伸びていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ