第11話:対戦!星見高校!。後編
カキーン!
パシッ!
「アウッ! チェンジ!」
笑えねぇ…笑えねぇよマジで…
今は9回裏。俺達の最後の攻撃は無得点に終わり、いまだ3対0のまま、最終回になっている。
「…頼むぞ早川」
「はい!」
俺はグローブを持ってマウンドへ向かった。
ちくしょう…練習試合だってのになんてプレッシャーだ…。
俺がマウンドに立つと、東が座り、サインを出してくる。
“まっすぐをインハイに”
俺はゆっくりと頷き、ボールを握る。
…打てるもんなら打ってみろ!
振りかぶった腕を全力で振り下ろす。
シュウァ! シュギュルルルルル!
ズバーン!
「ストライーク!」
“次はアウトロー”
「ストライーク!」
“決めはど真ん中だ”
「ストラックバッターアウト!」
「うっし!」
来てる! 今日のまっすぐは誰にも打たれる気がしねぇ!
シュウァ! シュギュルルルルル!
「ストライーク!」
「ストライクツー」
「ストラックバッターアウト!」
よし! 三振20個目!
残るはあとひとり! こいつを三振したら、この試合、俺達の勝ちだ!
もう、コントロールなんて気にする必要ねぇ! 全部全力でど真ん中にぶち込んでやる!
俺はボールを握り、ワインドアップで大きく振りかぶる。
「食らえ! これが俺の全力だ!」
シュウォ! ギュルルルルル!!!
パァァァァァン!!
「す、ストライーク!」
3対0。ノーヒットノーランで、俺達は去年の準優勝校に勝利した。
え〜っと…いちおう星見高校戦はこれでお終いです。
勢いで全部書いちゃったので、なんか文章がめちゃくちゃです…はい。気になると思いますが、どうか気にしないで下さい…。
今回も読んで下さってありがとうございました!