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野球バカ  作者: リリィ
10/14

第9話:対戦!星見高校!。前編

「おねがいしゃあっす!」


俺達がベンチへ戻ると、すでに星見高校はアップをすませたようで、練習試合の挨拶をしていた。

やべぇ! もう試合始まるじゃねぇか!


「お、遅れてすいません!」


「おっやっと来たかお前ら。もう挨拶終わったから、早く準備しろよ! うちは先攻だ」


「おっす!」


俺は急いで…つっても、そんなに準備することは無く、簡単に説明すると、バット持って、ヘルメットかぶるだけなんだけどな。


「おい早川」


「あぁ? どうした守永」


俺がベンチに座ると、隣りに座っていた、俺と同じく2年の守永啓一郎(もりなが けいいちろう)が話しかけてきた。ちなみに守備位置はサードだ。


「これに、今日のスタメンと打順が書いてある。いちよう見とけ」


サッと、俺に渡してくる守永。


「あぁ。わりぃな」


俺は紙に目をやった。



1 早川 和也 4番

2 東 路央 6番

3 花道 秀作 2番

4 東堂院 流 7番

5 喜名森 翔太 5番

6 守永 啓一郎 3番

7 矢澤 賢太 8番

8 城ヶ崎 太一 1番

9 雨水 亜麻利 9番


キャッチャーは東か! こりゃあ絶対打たれねぇな!

打順も悪くないし、今日は俺達の勝ちだろ!


「なにニヤニヤしてるんだい?」


「おっ東か! 今日は頼むぜ!」


「任せてよ! 僕は和也君とバッテリーが組めて最高なんだからさ! もちろん今日は完全試合狙いだよ!」


「あぁ! 任せとけ!」




グラウンドに目をやると、1アウト1塁で、守永が左バッターボックスに立っていた。

守永が真剣なまなざしで、相手ピッチャーを見ている。


うわぁ…ぜってーこえー

これぞまさに威圧感だな。


そして、相手ピッチャーはキャッチャーのサインを見て、ゆっくりと頷き、大きく振りかぶって…投げた!

ピッチャーから放たれたボールは110くらいであろうスピードで、キャッチャーへと向かっていく…。


ククッ

カキーン!!


待ってましたと言わんばかりに、バットを振る守永。

バットに当たったボールは、綺麗な放物線を描いてライトスタンドへと吸い込まれていく。

初球からカーブがくることを知っていたかのように、ガッツポーズを決め、塁を回る。


ツーランホームラン!

初回から2点先制を決め、次の4番である俺に回ってくる。


「ははは! バカ野郎ー初回からホームランなんか打ちやがって! 俺が打てなかったら恥ずかしいじゃねぇか!」


「へっ…打てよ」


「あたりめぇだろ」


そして俺はバッターボックスに入った。


どうも、リリィです!

始まりました! 星見高校戦!

とりあえず、今回も前編、中編、後編ってことで進めていこうと思います。


それでは、今回も読んで下さってどうもありがとうございました!

また次回も是非!


リリィでしたー

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