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キオクとオモイデ
昨日まではオモイデだったものが、
キオクに変わっていく。
乾いた砂が手の隙間からこぼれていくように、
オモイデがこぼれていく。
こぼれたオモイデは、キオクとなる。
もう二度と、オモイデには戻らない。
戻ることを必要ともしない。
ココロは、こぼれたオモイデを拾わない。
足許にはキオクが残る。
うずたかく積もる砂塵の塔は無機質で、
ほのかにも匂わない。
温かくも、冷たくもない。
そして、キオクすら、いつか風化する。
未来へと続く道には、無慈悲なる風が吹く。
昨日まではオモイデだったものが、
キオクに変わっていく。
乾いた砂が手の隙間からこぼれていくように、
オモイデがこぼれていく。
こぼれたオモイデは、キオクとなる。
もう二度と、オモイデには戻らない。
戻ることを必要ともしない。
ココロは、こぼれたオモイデを拾わない。
足許にはキオクが残る。
うずたかく積もる砂塵の塔は無機質で、
ほのかにも匂わない。
温かくも、冷たくもない。
そして、キオクすら、いつか風化する。
未来へと続く道には、無慈悲なる風が吹く。
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