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天界を追放されし悪役神姫、下界の歌姫となって成り上がります!!  作者: 坂田 燐


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3/12

最強?神&異世界人コンビ爆誕!

櫻神社・・・。


この世界でもすでに百年位、鎮座されているらしい。


ちなみに僕の世界にもあって1500年位と聞いたような・・・。



「ほぉ・・・。規模は天界には及ばぬが、中々ではないか・・・。」


道中、やむなく拾った神を名乗る少女。


彼女は変わらず、上から目線で物を言っている。


まぁ僕にはただのイタイ人にしか見えないのだが・・・。


「お前!何か失礼な事を思っていないか?」


「いえいえ、そのような事は・・・。」


僕の心を読まないで欲しい。


「コホン。・・・で、こちらが入口です。」


いずれにせよ、あとは宮司様に任せよう。


僕は神社をくぐり、その横の館へ彼女を案内する。


「宮司様、只今戻りました。」


「おや、おかえり、タチバナ君。その顔は・・・。また何かあったね?」


宮司様はいつも通り、変わらぬ優しい笑顔で迎えてくれる。


「ハハハ。宮司様には敵いませんね。実は頭のおかしな女の子を拾いまして・・・。」


ドカッ!


間髪入れず、僕の頭にゲンコツという名の神罰が下る。


「ウォォォォ!」


「この痴れ者が!すまぬな。宮司。私はコノハ。この場は神気が満ちていて心地よいな。その心意気、褒めて遣わす。しばし、逗留する故、よろしく頼む。」


大胆にも住み着くことを宣言!


さすがに駄目じゃね!


「承知いたしました。お部屋を用意いたしましょう。気兼ねなく、御逗留ください。」


「ウム。」


「え?」


即答?1秒?


何故?あんな上から目線の言葉なのに・・・。


「そうだ!タチバナ君。君が世話をしてあげなさい。」


「え?えええ~!」


「頼んだよ!」


それだけいって、宮司様は奥へ引っ込んでしまう。


「フッフッフ。」


僕の後ろで、少女がにやりと笑っている。


「さて・・・。家主の許可ももらった。しかと私の世話をせよ!」


僕は信じられない。


「・・・。どういう事なんだ・・・。」


宮司様はあっさりと認めた。


と言う事は・・・。結論は一つ。


「まさか・・・。本物なのか・・・。」


「まだ信じてないのかよ・・・。」


少女は呆れた顔でこちらを見ていたのだった。




「さて・・・。」


そんなこんながあって、その日の夕刻・・・。


私は少し落ち着きを取り戻したタチバナと話をしていた。


「なるほど・・・。つまり貴女は、天界でしくじって、下界へ落とされたと・・・。」


「言い方はアレだが、まぁ概ね正解だな。」


「で、3年の修行期間がある・・・と。」


「そう・・・。私はこの3年を有効に使いたいと考えている。何か、大きなな事を成し遂げたい!」


「フ~ム。で、何か考えているのですか?」


「ウム。勿論!」


「それは!」


「考えてない!」


タチバナはガクッと地面に這いつくばった。


中々どうして面白い奴だ。


「しかし・・・。お前も異世界人なのであろう?未来の世界から来たそうではないか?」


すぐに跳ね起きたタチバナは驚く。


「何故、それを?」


「先程、宮司に聞いたぞ。何故、お前を私につけたのか?お間の手前ああは言ったが、私も不満だったからな。」


「・・・。左様で。」


「だが、彼の返答を聞いて得心したのだ。お前はこの世界でも、天界でもない世界をしっておるのであろう?そこに私の求める答えがある気がする。」


「へ~。」


「おいおい!何か、盛り上がらぬ答えよな。もっと喜ばんか!私の役に立てるのだぞ!」


「はぁ・・・。何か厄介ごとに巻き込まれた気しかしません。」


ここはスルーしよう。


「で!お前の知っている知識をとくみせよ!」


「・・・。そうですねぇ。」


タチバナは真剣に考え込んでいる。


表情がころころ変わって、本当に面白い奴だ。


「・・・。そういえば、世界を変える力・・・。それはエンタメ。」


「なんだ?その『えんため』とは?」


「要は娯楽ですね。」


「ほう・・・。娯楽か・・・。」


私の心は躍る。


「私の前にいた時代は様々なものがありました。スポーツとか、漫画とか、・・・それからアイドルとか・・・。」


「あいどる?それは何だ?」


「ウ~ン?まぁ簡単に言えば歌や踊りをする人でしょうか?」


「・・・。」


「まぁ神である貴女がすることじゃないと思いますが・・・。」


タチバナは他人事の様に話す。


「いい!」


「え?」


「いいぞ!それ!」


「ええ?」


「私はアイドル。いやこの時代だから歌姫になる!!!」


「ええええ?」


「タチバナ!私に手を貸せ!この3年で、高みを目指すぞ!」


私は気持ちが高揚している。


「マジですか・・・。ん~。それはそれで新しくて面白いかも・・・。いいでしょう・・・。」


一瞬キョトンとしたタチバナだが、何故か即断する。


「しかし・・・。やる事はたくさんありますね。例えば・・・。仲間を集めないと・・・。」


「仲間?」


「まぁ一人でもやれない事はありませんが、舞台の花は複数揃えてこそ、華やかになるのです。」


「そうなのか?」


「そうです。特に貴女の個性はとんでもなく凶悪!」


「何!」


「失礼。まぁ様々な組み合わせがあった方が、より貴女も含めて生きてくるというものです。(絶対清楚系の人が必要だ・・・)」


「フ~ム。お前の言っていることはイマイチ分からんが、そこは譲歩してやろう。」


私は立ち上がる。


道は定まった。


あとは迷いなく進むのみ。


「待ってろ!世界!」


私は不敵な笑みを浮かべ、そう叫んだ。





面白い! 続きを読みたい!


と思われた方は、下にある⭐︎ブックマークをお願いし


ます。





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