新・私のエッセイ~ 第259弾:(プロの数学者にでもなるのでなければ)数学は、やっぱり『暗記科目』なんだ!! ~大学数学との向き合い方
・・・まったくお題目のとおりやと思いますね。
とはいうものの・・・
ぼくなんかの、低レベルの「くだらん持論」なんかよりも、
きちんとした書籍からの引用のほうがまちがいなく、
説得力がありましょう。
・・・以下の元ネタの書籍は、
マジでおすすめ!!
いろんな意味で、
ものすごーーく奥深い本ですね。
とっくに『わが愛読書リスト』に入ってるわよ❤
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
【技術評論社『大学数学ガイダンス』からのランダムな抜粋引用】
1.ときには、ある1行が理解できないことがある。
行き詰ったときは、図書館などで同じ定理が載っている他の本を何冊か見てみると、自分に合った説明に出会うものである。
2.他の本を見ることで理解が深まるものである。
3.学生の中には自力で考えることにこだわる者もいる。
その姿勢は立派だが、知識が少ない段階で考えることは、素手で戦っているようなものである。
ゲームにたとえると、早い段階では、使えるものは何でも使って、戦うアイテムを手に入れることも、1つの作戦ではないだろうか。
4.数学書を読み進めて行くと、定理の条件を別の条件に変えるとどうなるだろうか、もっと簡単に証明する方法はないだろうか、この命題の逆は成立するだろうか、といったことを考えるようになる。
5.あれこれと考えながら証明を読んでいると、単に数学を学ぶというよりも、数学そのものをしている実感がわいてくる。
6.私が「暗記科目だ」と主張すると「数学は考えさせる科目ではないのですか!?」と反論してくる人もいます。
暗記科目だといっても、もちろんやみくもに丸暗記すればいいと思っているわけではありません。
7.あるとき、上で出てきた代数学の試験の出来が悪かった学生に、「ただ覚えて書くだけだから、やればできるんではないですか」と(わざと)聞いてみたことがあります。
すると、この学生は次のように答えました。
「先生、覚えるといっても、結局、定理や定義の言っている意味が理解できなければ、覚えられないんですよ。」
試験にはしくじっても、この回答は100点満点だと思います。
8.数学における暗記というのはつねに理解とセットであり、理解するから暗記できる、暗記するから理解できるというような相補的な関係になっています。
9.本当に数学を理解し、使いこなせるようになろうと思うなら、定義や定理の主張を記憶したら、次は定理や命題の証明を全部覚えましょう。
とりあえず目指すところは、何も見なくても、講義で習ったこと、本に書いてあることを全部自分でいちから作り直せるようにすることです。
10.大学数学ができるようになる早道は、明らかに、何もかも覚えることなのです。




