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とりとはやぶさ

顔を見る。

眼鏡をかける。

その仕草をおじさんのようにする。

たったそれだけ。

なんにもならない。

だけど、そのおじさんは遠くにいる。

おじさんはいつも疲れているらしい。

たまに合いにいくことがある。

それが日常だ。

おじさんは犬にも好かれている。

それが妬ましい。

眼鏡を変えた。

前は四角を回るくしたものだ。

今は、丸眼鏡をしている。

母親は言う。

「アイツそっくり」

何度も言う。

生き方まで、アイツだと。

正直、あの人がどんな人なのかわからない。

でもよくわかる。

俺に似ていると。


近くを通り過ぎた。

近くには神社もある。

誰がまつられているのかもわかる。

おじさんのお父さん。

俺のおじいちゃんだ。

最近天国から鳥を伝い、メッセージを送り合っている。

この前は縄で縛られていたそうだ。

意識不明が今らしい。

天国でもあるのかな、意識不明って。

テレビを見る。

天国でもご長寿なんだろう。

そう思って、今日の日記は終わった。

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