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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

「出来損ない」同士のお見合いだったはずなのですが……

作者: 青戸部ラン

 深いため息とともに、父は執務机の上に見合い相手からの返信を伏せた。


「まただ、リーフェ。お前、先方に何をした」

「何もしておりません」

「何もしていないのに断られるわけがないだろう」


 私は背筋を伸ばし、難しい顔をして座っている父を見下ろした。父が自分とそう背の変わらない私から見下ろされることをあまり好まないのを知っている。わざとそうしていることに気づいたのか、父は苦い顔をしながら立ち上がった。私と同じ灰色の瞳が同じ高さになる。


「お前は少しは自分を顧みろ! パッとしない見た目のくせに背ばかり高くて、ただでさえ目立つんだ。おまけに令嬢らしいことは何一つできない。辺境の守護を任せられる誇り高きジャビネット家に、行き遅れの娘などおいておけないからな」

「それなら家を出て一人で生きます」

「馬鹿なことをいうな! そんなことをしたら、『ジャビネット家は娘の相手一人見繕えない家だ』と笑われるだろう。そんな恥を晒せるか! 無駄なことを考えている暇があるなら、刺繍の練習でもしておけ!」


 ぴしゃりと吐き捨てられ、私は父の部屋を追い出された。

 見合いを断られたのは今回で何度目になったか覚えていない。

 リーフェ・ジャビネット――今年二十二歳になる私は、国の辺境に現れる魔獣から国の守備を任されている辺境伯家の末娘。十六歳から結婚が認められているこの国で、私はいわゆる『行き遅れ』。男女とも、伴侶を得て一人前とされる中、私はまだ誰とも婚約していない。めぼしい男性にはほぼ婚約者がいて、辛うじて見合いにこぎつけたとしても即お断りされてしまうのだ。


 断られる理由はわかっている。

 父譲りのくすんだ灰色の髪と瞳。気が強そうな顔立ちに巷の令嬢のような愛らしさはない。さらにこの身長だ。ヒールの高い靴を履けばもれなく男性を見下ろしてしまう。女性はか弱く、庇護をうける存在であった方が良いという風潮に相反している外見だ。

 それにきわめて不器用。刺繍などもってのほかで、取り留めのないおしゃべりや流行りのドレスなど令嬢らしい趣味に興味が無いのも減点要素なのだろう。それでいて堂々としている私は「可愛げがない」そうだ。


 人の趣味は人ぞれぞれだからまあいい。私にだって生きがいとなっている趣味はある。けれど令嬢らしい趣味は、魔獣に囲まれたこの辺境ではてんで役に立たない。どうせなら魔獣討伐に役に立つことを身に着ければ、今よりもずっとみんなが安全に過ごせるのに――そう思って生きて来た。



「どうしました? 気分でも?」

「あ、いえ。少し考え事を」

「そうでしたか。いやあ、本当にいい天気ですね。遠乗りにはぴったりです」


 声をかけられ、私はハッと顔を上げた。

 今日は通算十何人目かとの見合い相手と領地内の遠乗りに出かけていたのだ。私が慌てて作り笑いを浮かべると、隣に並ぶ馬上でもっさりとした黒髪の青年が分厚い眼鏡越しに空を見上げた。


 彼の名はヴィート・タブル。男爵家の末子で、リーフェと同い年の二十二歳。職業は王宮騎士だ。

 第一印象は「背が高い」というもの。彼はリーフェよりも身長が高く、二人が並ぶとなかなかの存在感だった。しかしヴィートは騎士にしては細身で、目が隠れるほど長い前髪と分厚い眼鏡のせいもあり、頼りない印象だった。

 それもそのはず、騎士といっても彼の実力でいまの職に就いているわけではないらしい。

 過去に彼の父が国王陛下の命を救った経験から特別待遇で召し上げられた、いわゆる縁故採用だ。


 ――騎士としての実力は残念ながら見た目通り。剣を持たせればふらつき、走れば転び、騎士としては使い物にならない男。背の高さから目印代わりになるだけの出来損ない。


 それが父のヴィート評だった。実力もなく、やる気も感じられない、境遇に甘えるだけの人間――そう評されるヴィートは、魔獣からの守護を何よりの誇りとしているジャビネット家が最も認めたくない存在でもある。


 それなのに彼は私の見合い相手となった。しかし父としては行き遅れの娘をいつまでも抱えている方が恥だったのだろう。「家格からしても絶対に断られない相手だから」と今回の見合いを取り付けたのだ。


 令嬢として出来損ないの私。

 そして騎士として出来損ないと言われるヴィート。


 はたから見れば似た者同士で似合いの二人だ。

 私にとって彼の騎士としての実力は正直どうでもいい。私だって一般的な令嬢にはなれないのだから。とはいえ行き遅れの可愛げのない出来損ないを押し付けられようとしているヴィートは、いったいどういう心境なのだろうか。


 ちら、と横の馬上を見るとヴィートはまだ空を眺めていた。


「本当に、空が青くてきれいですねぇ」

「……ええ、本当に」


 空の話題はもう何度も聞いている。繰り返される同じ話題に彼の不器用さが伺える。かといって私も自分から話題を振れるほど話し上手ではない。私は苦笑いを浮かべながら、浮かない気持ちを押し込めた。



 森の入口に差し掛かった私たちは馬に水を飲ませようと、小川の側で休憩を取ることに決めた。


「うわぁ、っとと! ……っ、すみませ……うぐっ」


 しかし馬から降りたヴィートはすぐに木の根につまずき、大きな声とともに地面に倒れ込んだ。すぐに立ち上がろうとするも、今度は腰に下げた剣にバランスを崩し、再び転がってしまった。

 確かにこの鈍さでは騎士として成り立たないだろう。父の評をなんとなく実感しつつ、私は呆れ半分、心配半分で声をかけた。


「あの、大丈夫ですか?」

「すみません。よく転んでしまうもので」

「あ、ああ。そうなんですね」


 答えながらヴィートは焦ったように眼鏡をかちゃかちゃと動かす。長い前髪に隠されて表情はわからないが、さすがに気まずそうだ。


「僕が見合い相手なんかになっちゃってすみません」

「え?」


 不意打ちのような見合いの話題に私は間抜けな声を上げた。


「ぼ、僕、騎士団でも持て余されているし、今みたいによく転ぶし。頼りになるとはいえないです。だからどうしてあなたのような辺境伯家の素晴らしいお嬢様との縁談を頂けたのか、全然わからなくて……」

「――っ、そ、そんなこと……」


 この会話の流れを私は知っている。

 慌てて口を挟むがヴィートの方が一瞬早かった。


「申し訳ありませんが、このお話はなかったことにしていただけませんか。あなたには僕よりももっといい人がいるはずです。……ああ、そうだ。僕の生家の男爵家からでは辺境伯家の体裁もあるでしょうし、国王陛下を通じてお返事させていただきます」


 ヴィートは空を見ながら断り方を考えていたのだろうか。急にぺらぺらと饒舌に語り、あまつさえ国王陛下の名前まで出してきた。その違和感に気づけないほど、私は突然の出来事に動揺していた。


「僕は騎士としても貴族としても将来が暗いですし、リーフェ様も災難でしたね。いやあ、どうして出来損ないの僕なんかと見合いなんかするはめになっちゃったんですかね」

「ちょ、ちょっと待ってください。勝手に決めないで――」

「……グルルル……」

「――っ!?」


 その瞬間、私の背後、森の中から何かが唸るような声が聞こえた。弾かれたように振り返ると、隣からヴィートの震える声が聞こえてくる。


「ま、魔獣……」


 視界に広がるのはいつもと変わらない森の木々や茂った草。魔獣の姿は見えない。

 しかし馬たちは落ち着かなく、今にも逃げ出したいとばかりに地面を掻き、首を激しく振っている。風に乗り、鼻先を掠める腐臭。そして森の中から向けられる殺気――それは確かに魔獣が私たちを狙っている証だった。しかも単体ではない。どんどん増えていく気配は狼に似た姿をしたマドヴォルフだろう。群れで行動する習性を持ち、知能も高いせいで連携して人間を襲う厄介な魔獣だ。


「こんなところに魔獣の侵入を許すなんて兵士たちはどうしたの……?」


 本来、魔獣は国境付近で辺境伯家の兵士が食い止める手筈になっている。それなのに人里近いこの場所まで侵入を許してしまうなんて。胸のざわめきが膨らんでいく。


「まさか襲われた……?」

「リーフェ様、とにかく今は逃げましょう!」


 腕を強く引かれ、私はヴィートと一緒だったことを思い出した。私の腕を掴む彼の手は小刻みに震えている。

 

「ぼ、僕がおとりになりますので、リーフェ様は馬を全速力で走らせてください。きっと逃げ切れるはずです」


 おとり?

 私は思いがけない言葉に耳を疑った。まさか出来損ないの騎士と言われるヴィートが、自分を盾にしてまで私を守ろうとしてくれているとは……。

 相変わらず顔は髪で隠れ、ヴィートの表情はわからない。しかし私の腕を取る彼の手の震えは、しっかりと恐怖心を伝えていた。

 しかしヴィートは出来損ないの令嬢と呼ばれ、「可愛げがない」と散々言われてきた私を守ろうとしてくれている。見合いは断られてしまったけれど、彼の行動に私はどこか救われたような気持ちになっていた。


 私はヴィートの震える手に、自分の手を重ねた。

 

「いいえ。残るのは私よ」

「え……?」


 今回の見合いも失敗となれば、父はとてつもなく怒り狂うだろう。躍起になってどうしようもない嫁ぎ先を見つけてくるかもしれない。そこまでして父が私の結婚を焦るのには、行き遅れだからとか、家名に傷がつくとか……辺境伯家としての体裁以外にも理由があった。


 私が()()()()()()出来損ないだからだ。


「馬をお願いします」

「リーフェ様……っ! な、何を――」

「ここは我が領地です。辺境伯家の者が守らなくて、誰が守るのですか」


 自分の馬の手綱を震えるヴィートの手に握らせると、私はスカートをまくり上げ、太ももに巻き付けていた護身用のナイフをホルスターから取り出した。


「大丈夫です。私、少しは戦えるので」


 久しぶりの実戦。

 ナイフでスカートの裾を裂き、邪魔にならないよう足に縛り付ける。乗馬用に編み上げ靴を履いていたのは幸いだった。小型のナイフでは少々心許ないが、たとえ群れだとしてもマドヴォルフが相手ならこれで十分だろう。

 突き刺さる殺気に自然に唇が弧を描いてしまう。ずしりとしたナイフの重みにこみ上げる震えは武者震いだ。


 そう、父である辺境伯が私を嫁がせたがっているのは、私が「領地一の剣術使い」だからだ。

 辺境伯家の最低限の嗜みとして教えられた剣術だったが、私はあっという間に指導役を打ち負かすほどの腕前になってしまった。十代の頃には私に敵う者はいなくなり、魔獣討伐に加わっては何度も大物を仕留めた。しかし父はそれが面白くなかったらしい。すでに実力で娘に敵わないことを悟った父は、私に剣を持つことを禁止した。


 一般的な令嬢として生きるよう命じられ、自分を押し殺して生きる日々はただ空虚なばかりだった。

 けれど今、私は手の中のナイフの感触にこんなにも心が浮き立っている。令嬢としては出来損ないかもしれないが、剣を手にすれば誰よりも輝ける自信がある。


「戦いは苦手なのでしょう? あなたは逃げてください」


 私は視線を森の中に向けたまま、ヴィートに告げた。


「私を庇ってくださったこと、嬉しかったです。私は令嬢としては出来損ないですが、少しだけ普通の令嬢になれたような気がしました」


 もう二度と会うことなどないだろう見合い相手に私は感謝を告げた。断られてしまったのは残念だったが、私はやっぱり普通の令嬢にはなれないらしい。

 魔獣を前にして怯えるどころか、戦える喜びに胸を震わせていることが何よりの証拠だ。


 しかし――


「ったく、そういうことかよ」


 聞き慣れない言葉に「え?」と思う間もなく、私の目の前にザンッ……と剣が突きたてられた。


「リーフェ様はそれ使うといいですよ」


 見ればヴィートの腰から剣が消えている。彼に託した私の馬もいつの間にか手綱が手放され、彼の馬と連れ立って走り去るところだった。


「ど、どうして――」

「俺も戦うんで」

「えっ? な、何で?」


 ヴィートは眼鏡をはずすとズボンのポケットに無造作に突っ込んだ。驚く私をよそに、まるで準備運動のように軽く飛び跳ねたり首や手足をグルグルと動かし始める。さっきまでの鈍さが嘘のように身軽な動きだ。

 一方、私の頭の中は突然のヴィートの変化に大混乱だった。そうこうしているうちにも魔獣の殺気はどんどん高まり、いつ飛び出してきてもおかしくない状況になっている。緊迫した空気の中、私はかろうじて一言だけ彼に問いかけることができた。


「待って! あなたの武器は?!」

「……はっ。こいつらくらい素手で十分だろ」

「――っ!?」

「来るぞ……!」

「グルウォオオオォォッッ!」


 その一瞬、ヴィートが笑ったように見えた。

 ヴィートの声と同時に、びりびりと木々を震わせる咆哮と黒い塊が森の中から飛び出してくる。私は目の前の剣を地面から引き抜くと、久しぶりの剣の重みを味わうように思い切り振り抜いた。


「――グギャアッ!」


 魔獣特有の潰れるような奇怪な叫び声と共に、涎をまき散らしながらマドヴォルフの首が吹っ飛んでいく。ぼとりと落ちた首はすぐに泥のように崩れ、キラキラとした魔石の欠片が残った。しかし息つく間もなく私に向かってくる数頭の影が視界の端に映る。

 私は急転回しようと地面を踏みしめた――が、わずかに早く黒い影がよぎる。ヴィートだ。


「うらァッ!」

「ギャァァッ……!」


 ヴィートの拳が真っ赤な口を開いて飛び掛かるマドヴォルフの横っ面に叩きこまれる。拳が触れると同時にマドヴォルフの頭が粉々にはじけ飛び、残った体がどさりと落ちた。瞬きをしていたら見逃してしまうほどの素早い打撃だった。

 まさか素手で魔獣と戦える人間がいたとは。だが呆気に取られている私に、ヴィートは厚い前髪の奥からにやりと笑って見せたのだ。


「おい、ぼーっとしてんなよ。俺が全部仕留めちまうぞ」




「グギャャォ……!」


 最後の一頭が断末魔の叫びを上げながら消えて行った。


「終わったわね」


 血振りをしながら周りを見回すと、散らばる魔石の欠片が地面で輝いていた。まるで星空のようだと思いながら、私は大きく伸びをしているヴィートに剣を差し出した。


「返すわ」

「ああ、役に立ったんなら何より」


 そう言いながらヴィートは剣を受け取り、なめらかに鞘に納めた。遠乗りの時のような弱々しさは微塵も感じられない。その姿を私はジッと睨みつける。


「どこが『出来損ない』よ。これが本当の姿だったってわけね。これほどの実力があることをどうして隠しているの?」


 俊敏かつ骨をも砕く強烈な打撃を繰り出すヴィートの体術に、魔獣の中でも素早い部類のマドヴォルフが赤子のように扱われていたのだ。なにより悔しい事に剣を扱った私よりもヴィートが倒した魔獣の数が多い。彼ほどの実力の持ち主なら騎士団を越え、国王直属の重要な役職に就けるはずだ。

 しかしヴィートはもしゃもしゃと頭を掻きながら答えた。


「だって俺、剣使えねえし」

「は?」

「騎士団の実技は剣術のみ。どんなに体術ができても、俺が騎士として出来損ないなのは変わりねぇ。陛下に頼んで下っ端の下っ端をやらせてもらってる。ああ、でもそうか――」


 ヴィートの唇がにやりと吊り上がる。


「リーフェ様も同じか。『出来損ないの令嬢』って、そういうことだったんだな。令嬢らしいこととは無縁。だけど剣の腕前はずば抜けてる……こっちが本当の姿だったってわけか」

「そ、それは……」

「好きなんだな。剣術が」

「……ごめんなさい。やっぱりはしたないわよね」


 戦いで浮き立った気持ちがスッと冷えていく。

 もうお見合いは断られているし、彼にどう思われるかなんて気にする必要なんかない。けれど共に戦ったヴィートですら剣を扱える令嬢は幻滅する存在なのだ。剣術が好きだというのも、あんなに生き生きと魔獣を斬っていたのだから言い逃れしようがない。


 胸が詰まり、思わず俯いてしまった私は、次の瞬間目を疑った。

 ヴィートが私の前で片膝を地面についている。


「前言撤回させてください。どうか俺と結婚してくださいませんか」

「……はぁっ? ま、待ってよ! 誰がどうするって? 何考えてるの、こんな令嬢らしくない私なんかと結婚したらあなたの人生台無しよ?!」


 いくら混乱しているといっても、彼が何を言ったかくらい理解できる。

 求婚? まさか? こんな行き遅れで出来損ないの私に?

 そもそもお見合いだったはずなのに、いつそこまで話しが飛躍した?

 私がまったく可愛げのない返事を返すと、ヴィートは楽しそうに笑った。


「はははっ! 俺はそのままのあんたが良いんだ。こんなふうに気取らず、たまに魔獣倒したりなんかして。それでも一緒にいられるなんて最高だろ。そうなったら仕事も頑張るんで安心してくださいな」


 笑いながら彼が長い前髪をかき上げる。


「出来損ない同士よろしくお願いしますよ、リーフェ様」

「……ッ?!」


 初めて現れた彼の素顔。切れ長な黒い瞳がまっすぐに私を見つめていた。

 熱くなる頬に私は頷いたまま、顔を上げることができなかった。

※お読みいただきありがとうございます。以下、蛇足ですがその後の出来事。

国王はヴィートの父との関係以上に、ヴィート自身の実力を手に入れたくて騎士団に所属させていました。なかなか本来の力を発揮してくれないので困っていましたが、見合い後、リーフェと結婚したいから出世させてほしいと上官を軒並み倒してきたので、国王は大喜びで昇進させました。

リーフェたちを襲った魔獣は予想通り辺境伯家の兵士を襲った後に現れたものでした。リーフェの父は今回の出来事にショックを受けつつも二人に感謝し、ヴィートとの結婚後も全面的に支援すると約束しました。リーフェは再び日常的に剣を握る生活を取り戻し、二人は末永く仲良く過ごしましたとさ。


※ちなみに、こちらを後日談として追加したものを『【連載版】「出来損ない」同士のお見合いだったはずなのですが……』として投稿開始しました。

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[良い点] とてつもなく良かったです [一言] 連載バージョン拝読にいきますね
[良い点] 爽快感があって楽しかったです。
[良い点] 武力が必須な場所で武力があることが出来損ないという考えはひどいですね。この描写だと性別とか強さの手段を選んでる余裕がない気がします
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