表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

33/65

おつまみ6

「今日は?」

アンナが声をかけてきた。

「季節のかき揚げですね」

「季節?夏野菜を切るだけって事か今日は」

料理長がつまらなさそうに聞いた。

ちょっとムッとさせる聞きた方だなあ。

「まあ、それはそうなんですけどお」

確かに夏野菜を切るだけだからね。


夏はやっぱりゴーヤだね。次に、畑いっぱいにモサモサあるサニーレタスに、同じく庭でモサモサ生えている大葉に、ナスにかぼちゃにピーマン、人参。


「なるほど彩りにサニーレタスか」


ふふん。彩りは彩りでもちょっと違いますね。


では、容器に、卵、水をいれかき混ぜます。

次に小麦粉。

小麦粉は出来たらふるいなどを使って入れた方がダマになりにくいです。

今回はちゃんとふるいを使いました。

混ぜて、ダマが少し残ったけど、暫くおいておけばダマがなくなるので、放置している間に材料を切っていきます。

勿論、かまどに油の入った鍋をおきます。

ゴーヤは縦半分に切り、種を取り白いわたをとります。私は苦めが好きなので厚めにスライスしたいけど、まあ、万人受けする薄くスライスします。

次にサニーレタスをちぎって重ね、縦半分に切ります。これは厚めにスライスしていきます。

「待て!なんでサニーレタスをスライスしているんだ?包丁使ったら苦くなるだろ?」

料理長その通りです。

「そのままサラダとして食べるんならちぎりますよ」

「違うのか?」

「今回はね」

さて、次は多いんじゃない??というくらい大葉をスライスします。

大葉て庭で勝手に生息してくれるから幾らでも使える。大きくなりすぎた大葉も、細く千切りにしたら使えます。

かぼちゃもピーマンも人参も千切りにします。

放置していたの小麦粉を混ぜると、残っていたダマが綺麗に無くなった。

さて、メインはサニーレタスとゴーヤだから、

まずは、ゴーヤと大葉、サニーレタス以外の野菜を少しずついれ、油の中へお玉ですくって投入。


じゅわああと、いい音がする。


「美味そう!!」

「ですね、美味しそう!!」


いい感じになってきたのであげます。

次に、サニーレタスに大葉、ゴーヤ以外の野菜を入れ、同じく油の中へ投入。

「おい!サニーレタスを揚げるのか!?」

「はい。くせもなく、と言うよりも味もたいしてしないんですけど、サクッサクッの食感なんです」


へへん。知らなかった?


いい感じになったので、あげます。

あとは、食べやすい大きさに切ってもいいし、今回はあえて小さめに入れたので、このまま出します。

味付けは、もちろん、岩塩です。

器にもり、いつものようにココットに岩塩をいれます。

「はい、出来上がりです」

「おお!!」

「凄い!!」

「サニーレタス食べさせろ!!」

「私はゴーヤ!!」

「どうぞ」

「うま!!」

「美味しい!!」


えへへ。

いいですねえ。その顔。良かったです。


「じゃあこっちのは御義父様に持っていきますね。あとでまた作りすので」

「ふくっ。ふんふん」料理長。

「ふっふ。うん」アンナ。


うん。


いい顔でのお返事ですね。

勿論、御義父様も、ハザードも満足してくれました。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ