表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

15/65

おつまみ2

さてと、作りますか。

ネギと青じそを準備しともかく叩く!

その中に、入れ調味料を入れ、

うおおおおおお、

と叩き、

集め、

また叩く!!

夕食のメインになった新鮮アジは3枚下ろされ揚げられ、大変美味しくいただきました。そのアジの三枚おろしにした残りの骨と頭。つまり、アラをいいだしにする為に、鍋に入れようとしたところを、


まった!!!!


と頂きました。とれるだけの身を包丁で取り、ほぼ骨だけになったので、どうぞ、と出し汁ように返した。

そのアジの身を、入れ、

また叩いて、

集めて、

また叩く!

叩いて!!


はあ、これくらいかなあ?


と粘り確認した。

まあまあだね。

最後にゴマを入れ出来上がり。

ここでゴマは出来れば、いりごまと、すりごま、黒と白をそれぞれ入れた方が、彩りがいい。それを青じその上に1口分を置おく。

「なんだそれ!」

今日はガイナ料理長がいます。

「無駄なく使っただけです。どうぞ味見です」

1つ差し出し、ちらりと時計を見ると、9時30分。

これだけだと、タンパク質だけだけになる。ネギや青じそが入ってるにしても、もう少し野菜を出したい。

昨日は豚バラだが、蒸したので、無駄なく油は落ち、かつ、野菜をたっぷり入れたので、胃にもたれないようにしたい。

勿論、今日のも、あっさり食べれるが、ワインと食べるには少ない。

「上手い!!」

何か温かく、野菜でかさ増ししたい。

「ううう!!!ワイン持ってこい!!」

いや、持ってきませんよ。早く帰ってください。とっくに帰る時間でしょ?


さて、何がいいのかなぁ。


昨日は蒸した。基本、蒸すか、炒めるか、焼くか、だ。


うーん。明日出す料理の事を考えると、炒めるかな。


まあ、基本だが、野菜炒めにしようかな。お肉少なめ野菜を多めの、あっさり、かつ、ピリ辛で。

鳥肉をいつもよりと小さめに切り、少なめにする。これで不思議に量が同じなように感じる。特にこんな時間だと、胃に負担がかかることを考慮しなければいけない。だが、少なすぎると、アルコールばかりとって、また、胃に負担をかけ、アルコールの摂りすぎで、朝辛くなる。程よく、胃を膨らませ、アルコール摂取を少なくし、出来れば、体を暖かくする食材、そして、野菜でお腹を膨らますのが望ましい。


「おい!!ワイン!!」


いや、帰ってください。うるさいです。

とりあえず、今日はこれでいいか。


「何言ってるんですか、料理長!酒なんか出るわけないでしょ!!」

誰かの声が聞こえ、料理長に反論している。


なんだかキャウリー様は今日はお疲れだったな、ニラや生姜でも入れて元気出してもらおうかな。


「俺はもう帰るだけだ、別に飲んでもいいだろ!」

「何言ってるんですか!?だったら帰ってくださいよ」

「俺も仲間に入れて欲しいだろうが」


「ちょっとうるさいですよ。飲むなら家で飲んでくだ、あ、つまみ食い多すぎます!!キャウリー様が1番にたべなきゃいけないんですから!!」


ひえ!!!


ごめん!!


と、皆がバツが悪そうに手を引っ込め慌てて端に走っていった。


美味しいと言ってくれたのは嬉しいけど、減っちゃったじゃない。


「私の料理を他の人が食べるのをハザードはいい顔していなかったので、つまみ食いは私が渡した分だにしてくださいよ。そうじゃないと、ハザードに言いつけますよ」

この言葉は効いたようで、皆こくこくと頷き、帰って行った。


その後キャウリー様に持って行ってたが、今日も喜んで食べてくれた。


あと、来月から前々から頼まれていた仕事をする事になったから、来週、友人達を招いて夜会をすると言われた。


内々だから、そんな大袈裟ではないが、シャーリーの紹介も兼ねて祝いをしたいと、皆から言われてる。シャーリーが、何故ここにいるかも教えているから問題ないよ、と微笑まれた。

はい、と答え部屋を出た。


祝い?


と思った。

頼まれていた仕事が、喜ばれる事なんだろう。そう考えると、キャウリー様がどんなに方なのか全く知らないな、と今更思ったが、下手に知って、ここから追い出されるのは嫌だった。


だって、今が、とても楽しいもの。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ