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はろーまいふれんど⑥

投稿出来ていなかった上に、一度削除してしまうというミスをしてしまいました…。

バックアップを取ってなかった為、完全に書き直しする羽目になりました…折角読んで下さっている方がいらっしゃるのに、お届けできなくて大変、申し訳なく思います。

申し訳ありませんでした。

なるべく頑張って更新致しますので、お付き合い頂けたら幸せです。


以降も、どうぞよしなに。


12:40更新









あれは…

“あの子”と一緒に居たアイツか

また、こんなところウロウロして

喰われちゃうぞって言っといたのに

ん?

こっち見た?

なに手ぇ振ってんの?







「も〜…裸なわけないでしょ。」

「そんなの、わからないじゃない。着せ替えっこしてるかもしれないし。」

む。あり得ないなくはないね。

「水着の試着してるかもしれないし。」

裸ではない、よね。

「Mike LOVEの最中だったら困っちゃう。」

「ちょっ…!ちょっと!ママ…!」

友達の前でなんて事を…!

年頃の女の子達にそんなっ…!

「ジョークよ。やーねえ。」

慌てるボクを尻目にカラカラと笑い光さん達に語りかけた。

「ようこそ、おふたりとも。あらまあ、これはまた随分と美人さんを連れて来たこと。」

ママってば!2人ともビックリしちゃってるよ!

「この子達、見た目がこんなだし中身もちょっと変わってるけど、良い子だって保証するわ。よかったら、仲良くしてあげてね。」

あうあうあう…親に“良い子”って褒められるのは照れる、娘の友達に向かって“娘は良い子”だから“って…ああああ…

「はい。私達も、是非仲良くして頂きたいです。」

「知り合って間もないですが、接してみてとても素敵な方達だと感じました。」

うひゃぁ〜…そんなッ、お世辞だとわかっていてもっ、くすぐったい!

「ふふふ、ありがとう。娘達は私の自慢なの。」

ママっっっ!

「それじゃ、ごゆっくり〜。」

ひらひらと手を振って部屋を出て行った…。

なづなと2人で完全に脱力したよ…ママったら…流石に初見の相手にMikeLOVEはないでしょぉ…

「ごめんね2人とも…ママが…。」

「素敵なお母様ね!」

え!?

「本当、素敵だわ。」

「あんな風に”自慢の娘だ“なんて、言わないわよ普通。」

「そうよ。家族を褒めるって照れ臭いし恥ずかしいじゃない?それを、あんなストレートに言えるのは心からそう思っているからよ。」

そ、れは、そうかも、だけど…。

「娘としては、照れ臭いが先に立っちゃうけど、ね。」

「それはしょうがないわね。」

誰でもそうでしょう、と言って笑う。

「やっぱり、お母様もお綺麗よね。髪の色はお母様譲りなのね。」

「うん。顔立ちはパパ譲りなの。」

「お父様は日本の方なんでしょう?」

「そう。生粋の日本人、だよ。」

「黒髪、黒眼、低身長。」

「すずな姉ちゃんの髪と眼はパパと同じ色だね。」

「あ、そう言われれば、鈴代先生とお母様、そっくりね。髪の色でそう感じなかったけど。」

パパは、姉ちゃんが生まれた時、自分とママの特徴を分けあっているって大喜びだったんだって。

ボク達の時は目元がそっくりだって大喜びしてたらしいけれど。

それからボク達は家族の話で盛り上がった。

意外と自分の家族の事って、正確に理解してなかったりするしね。


「ところで…なづなさん、せりさん。」

「はい。」

「なんでしょう?」

「生徒会執行部に所属するんだって?」

ごほっ!

咽せた!

なんか、ここ2日間こんなんばっかり!

「まってまって!なんで所属する事になってるの?!」

「お姉さま方が言っていたわよ?」

「お姉さま方って、花乃お姉さま?」

「ううん。他の方々よ。」

他のお姉さま方が何故…って、あ!そうか!

「連名で署名したって…言ってた、ね…」

言ってたぁ〜……

「…推薦した、と言われただけで、なんの打診も受けてないよ。」

「執行部だって採用してくれるとは限らない、よね?」

「そうなの?私達はてっきり…。」

「ええ、所属するのだとばかり。」

ねぇ、と頷き合う光さんと菫さん。

いやホントに、ボク達は手伝いをしただけで、大した事はしてないんです。なんで幹部候補とかって話になってるの?

「うう…どうしたものか…。」

「部にも委員会にも所属してないから、お断りする理由が…薄い、よね。」

「部活入る?」

「今から?」

「それは、きっと邪推されるわね。」

「委員会に入る…のも同じか。」

「たぶん、そっちの方が悪手、だね。」

執行部に望まれた人材を横取りした、と思われたくない委員会側が断ってくるんじゃないか、と。

そしたら、完全に退路が無い。

いや、まあ、複数連名で推薦状が提出されている時点で、既に退路は無いも同然なのだけれど…。

執行部からの打診があるかどうかはわからないけれど、所蔵する事も考えておかないといけないのか…


「1年生の時、部活に入らなかったのは何故なの?」

「う〜ん…特に明確な理由がある訳じゃないんだ、けど。」

「どれも面白そうで絞れなかった…のが…1番の理由かなぁ?」

「面白かったのに選ばなかったの?!」

「文化部?運動部?」

「どっちでもよかったんだけどね。」

「身体動かすのは好き、だよ。」

実際は、なづなと一緒に出来るのなら何だってよかったのだけれど、なかなかコレというものがなかった。ただそれだけ。

…あれ?

なら、生徒会執行部で一緒に活動するというのは…ありなのかな?そうか、そう考えるとありかもしれない。


「せり?」

「あ、ごめん。考え事してた。」

「…生徒会、やって、みる?」

「…それもありかな、って考えてた。」


いずれにせよ、執行部から打診があってからの話だ。

わざわざ立候補してまでやりたい何かがある訳でもなし、会長とか副会長なんて冗談じゃない。それこそ、やりたい人、能力のある人がやれば良い。ボクに出来るのはお手伝いが関の山。


「まぁ、今から考えても取らぬ狸の皮算用。全ては本当に打診があったら、だよ。」

「だよね。」

「そうしたら、私も何か委員会に所属しようかしら?」

「そうね、一緒に執行部というのが理想的なのだけど…。」

「立候補だと選挙になってしまうかもしれないから、大変な騒ぎになってしまうものね。」

「指名でも信任投票はするんだから、同じじゃない?」

なんか、光さんと菫さんが生徒会執行部入る話になってきたのだけれど、なにこれ?どういう事?

「菫さん達、生徒会執行部に入りたい、の?」

「なづなさん達が入るなら、という話よ?」

ボク達が入るならって、余計わかんないんだけど…

「光さん、この人達、理解(わか)ってないわよ?」

うえっ?読まれた?

「ほら、“読まれた?”って顔してる。」

なんでわかっ…

「なんでわかるの?!…でしょう?」

「わかり易いだけよ。」

菫さんは、くすくすと笑ってそう言った。

「せりさんは特に表情に出るからね。わかりやすいわ。なづなさんも、比較的だけどわかりやすい方ね。」

「今日一日一緒にいて、よく解ったわ。」

「そうね。楽しいだけじゃなく、きっと良い影響を貰えるに違いないって。」

「お姉さま方にも言われたもの。あの子達は可愛いだけじゃないわよ、って。」

なにか…ここでも過大評価が…

「過大評価じゃないわよ?」

うぐっ

「せりさんは、求められると最大限に応えようとするのよ。」

「頑張っちゃうのよ。凄くね。」

「昼間、なづなさんが言ってたでしょう?一人でやろう思っちゃダメ。みんなでやるのって。」

「とても好ましいと思うのだけど、危なっかしくもあるのよ。」

「そんな人の側で、支えながら学べたら自分の為になるんじゃないかって。」

そう考えただけ。だけって…。

凄いなぁ…そんなしっかりした考えがあるなんて。

ホントに同い年なのかな?

実は留年してて歳上とかなんじゃない?

「ちょっと光さん、この子、私達が歳上なんじゃないかって疑っているわよ。」

「まあ、失礼しちゃうわ。」

もうすっかり読まれている様だ。

う〜ん、そんなに表情に出てるのかな?

今までそんな風に言われた事なかったんだけどなぁ。

それはまぁ、いいか。


「ねえ菫さん、聞いていい?」

「なぁに?」

「ボク達といる事が自分の為になるから、っていうのはわかるんだけど、その考えになったのって今日お姉さま方とお話しした後でしょう?」

「それは私も気になった。最初はそういうつもりは無かったんじゃないのか、って。」

菫さんは、光さんと顔を見合わせて笑い出した。


「言ったじゃない、噂の双子ちゃんとお近づきになりたいって。」

「そう。それだけよ。」

それだけ…って。

「可愛いと評判の、なにかと話題に上る美少女姉妹よ?仲良くなれば楽しそうでしょう?」

ホントに大した理由ではないの、と言って話しを続ける。


「私ね、一年生の時はあまり人付き合いしなかったのよ。中等部受験組だしね。」

「外部生だったの?!そうは見えなかったけど…」

「それは光さんのおかげね。ちょっとしたきっかけで知り合って、色々世話を焼いてくれたの。」

「最初は迷惑そうだったのよ?」

「なんでこんなに関わって来るんだろって、疑問に思ってはいたわね。放っておいてくれれば良いのにって。」

「私にも良くわからないのだけれど、放っておけなくて。」

「それでね、まぁ長くなるから端折るけど、交流を重ねる内に少しずつクラスにも馴染んでいったのよ。」

「…運命、なのかな。」

なづなが、そんな言葉を発した

「運命。良いわね。私は光さんと出会い、変わる運命だった。」

「もしかしたら、私達の“お近づきになりたい”も運命の囁きなのかもしれないわよ?」

「なら、良いじゃない。私は光さんと運命の出会いを果たした。そして今日、新たな運命に導かれたのよ。」

なんて中学生らしい夢のある発言。さっきまでの大人びた考え方から一転して、中学生の夢想とも言える考えへの、この落差よ。

このあたりは年相応なんだろうなぁ。


「…なんか今、馬鹿にされた気がするのだけど…」

菫さんにジトっと睨まれた。違う違う!馬鹿になんてしてません!年相応の可愛い発想だなって思っただけです!

「究極的には、2人といれば楽しそう。というのが理由よ。」

だから2人が執行部に所属するなら、同じ執行部か近しい委員会に入るのが密に交流出来る手っ取り早い手段なのよ、と。

よしんばその考えに至ったとして、行動に移そうというのは生半可な事じゃない。

やっぱり凄い子達だ。

確かに良い影響を受けていけるかも知れない。

もし、執行部からお誘いがあったら、受けてみようか


そんな事を考えているうちに日、は少しづつ傾いていった。














投稿ミスで執筆途中のもをUPしてしまっています。

後程、更新致します。



12:40更新

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