いいわけって楽しい~妄想こそが最高のエンターテイメント
頭の良さで勝てなければ、頭の悪さで勝てばいいじゃないか。
サッカーで勝てなければ、作家として文章力で勝てばいい。
プラス思考ができなければ、マイナス思考を極める。
大食い選手権で勝てないのであれば、断食選手権で勝てばいいんだ。
一つの会社が長続きしないのであれば、転職回数で勝てばいい。
結婚をしたくないのであれば、独身貴族になればいい。
音程を合わせるのが苦手なのであれば、音程を外す練習をすればいい。
ストライクゾーンにボールを投げるのが苦手であれば、ストライクゾーンを変えてしまえばいい。
周りにイケメンと言われないのであれば、イケメンの定義を変えてしまえばいい。
わからない問題があれば、解答用紙には堂々と「わかりません」と書く。嘘はついていないのだから、それは正解だ。
勉強が苦手な君は、きっと「勉弱」が得意に違いないんだ。
たくさんの異性に好かれる人が「モテる」わけではない。
たった一人の自分に好かれる人こそが、本当に「モテる」人なんだと。
仮に自分のことが嫌いだったとしてもそれは悪くない。嫌いだからこそその反動で自分のことを好きになる瞬間だってあるかもしれない。
自己嫌悪は、ちょっとしたきっかけで、オセロのように自己肯定に変わるかもしれない。
内向的で人見知り、一向に構わない。その分自分自身と対話すればいいんだ。
明らかに自分にとって無理なことに対しては、無条件降伏するのが、無条件幸福への道なのかもしれない。
肯定的解釈という魔法の杖があるからこそ、人は生きて行けるのではないかと、私は思う。
妄想こそ人類最高のエンターテイメントかもしれない。
どうせ「いいわけ」をするなら、楽しい「いいわけ」を私はしたい。