表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛鴨  作者: 山本 宙
1章 ようこそLove Duckへ
2/70

2話 藍野亮介

藍野亮介という奴は、全く恋愛に前向きになれない男。

一応、異性とは会話をする。当たり障りのない会話で場を持たせるのは、得意であると言っても良い。

しかし、異性に関して深く関係を持とうとしない。


標準な顔、標準な性格、標準な知性、標準なテンション。

すべてが標準評価と言っても良いかもしれない。


そんな藍野は大人になっても異性にはある程度の距離を置いている。

はっきり言って童貞なんて思われても仕方がないのかもしれない。

それくらいのオーラを出している。

ただ良いところは、真面目でまっすぐなところ。

遠慮がちで、一歩後ろを常に歩くような奴。


陰から支える姿勢というのは彼の行動そのものかもしれない。

周囲の人も、一歩前に出てはしゃいでもいいのじゃない?と言い出したくなるような存在だ。


まぁ一言で彼はどんな人間かを表すとするなら「冴えない男」なのかもしれない。



もしかするとそんな男を演じているのが彼の生き様なのだろうか。

そんな藍野が大きく人生道を展開していくなんて誰が想像できただろうか。

励ましたヒデも、期待を寄せているが本当に藍野の恋愛はうまくいくのか。

後にも先にも合鴨料理を食べた彼を止める人間などいない。

止めようとしも止まろうとしないだろう。


藍野の一歩は、藍野の決断は深い意味があるのだから。

ヒデはもう背中をとにかく押して応援に徹することにした。

ヒデは結婚できたことに、心が喜びと感動で溢れた。


その経験を、体験を藍野にも味わってほしいのだと。



藍野亮介の恋愛はこれからどうなっていくのだろうか。 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ