弐 六王
最後まで読んで頂けると光栄です!
双子、哲哉と呼ばれる青年、ローゼンと呼ばれる少女、アリアと呼ばれた女性
彼らはクロハの前に現れた
「お前らには上級兵士昇格試練を受けて貰うつもりだ」
アリアは少し下にうつむいた。そして口に出す
「リアが死んだのに、そんな事している場合ですか...リアの娘は何処にいるの!!」
「アリア、落ち着け...これはリアからのお願いなんだ...お前らの試験会場にティアが居る...だが彼女が居る場所は『負が満ちる世界、ソローワールド』第九大世界の第零小世界の中にある宇宙最大の星、北星アランダだ」
「え?だ、第零小宇宙なの?」
「ああ、大変だ。だからお前らを事前に集めた」
「え?あのぉ~聞きにくいんだけど...小宇宙とか大宇宙とかなんですか?」
「雫...で良いのか?ここに半年もここに居るのに知らなかったのか?」
「え、ええ哲哉で良かったんだっけ?」
「ああ、大宇宙ってのは作られた意味で分けられた世界ごとを感情で分けた世界だ。小宇宙ってのは大宇宙の中の世界のことを言うんだ」
「ありがとう、ごめんなさいクロハさん話を再開して」
「ああ、それでもちろん第零小宇宙...普通は隊長格が10人ぐらいで攻略しに行くべきと思うんだが、リアのお願いだから仕方がないんだ」
「それで?」
「お前は本当に気軽ね、亮吾」
「ああ、雫も気軽な方だろ」
「まあいい、それでお前らだけで行かせんのは怖いから六王の誰かを連れて行ってもらう」
一王:死を導きし者『カロン』
二王:愚者の炎を操りし者『ジャック』
三王:白夜を支配する夜叉『白夜王』
四王:あらゆる真理を知りし者『ラジエル』
五王:息子のために風を止めた者『ヴァーユ』
六王:地を揺らし氷を司る者『フェンリル』
彼らは全てクロハに力を貸しし死神、天使、罪人、鬼、神、化け物
彼らは元々世界を敵に回すものであったが、クロハの力に圧倒され従いし者達である。
各々の力は一撃で大地を割り空を裂き時空さえも歪ませる圧倒的な一撃
カロンを筆頭とした彼ら六人を敬意を込めて龍神の軍はこう呼ぶ
六王と...
そんな彼らが付き添いで行くというのだ
此れから向かう世界は圧倒的にヤバい世界だと言うことがわかる
付き添いは六王、三番席『白夜王』
六王のなかでも三番目の強さを持つ六王最強の女性である。
だが、そんな心配を圧倒的に越える事はまだ誰も知らない
最後まで読んでいただき有り難う御座いました!
次回もよろしくお願いします!!