伍 出会い
出会い編最終話です
最後まで読んで頂けると光栄です!
戦争はあっけなく幕を下ろし
ある国の部屋では世界会議が行われていた
だが勿論、世界は当然の結果のように認めた
「また『種族の楽園』に攻め込んだ馬鹿が出たのか?」
「ああ、そう言うみたいだね...シルヴァはどう思う?」
「あたしは忠告したんだけどねぇ~イルマはどうなんだい?」
「俺は...知らん...」
「はぁ無口だね~ナンバー2あんたはどうなんだい?」
「最近の『龍神の軍』は目に余るものがあるからね」
「ファースト?起きろ!あんたはどうなんだ?この会議は一番強いあんたに決定権があるんだよ!?」
「うぅぅ...眠いね!俺は寝るよ!セカンド起こしてくれてアリガト!ジャオヤスミィィ...」
「寝るなファースト!会議に真面目に参加したらお菓子山盛り上げ...」
「よしひとまず『龍神の軍』は様子見にしておこう!彼らに対する戦力はこちらにはない」「切り替えが速いな...流石ファースト」
「それに今彼らはあんたらの騎士を預かっているだろう?シルヴァ」
「ああ、うちの期待の双星だよ!」
「そうか...彼らを巻き込むわけにはいかない。もう少しで彼らも上級兵士の試験があるはずだ、それに向けて完璧に攻め込める準備をしておけ!彼らが試験に言ってる間に我ら人類総群と魔族に龍族、天軍を呼べば奴らも勝てまい!全員交渉に行ってこい!次こそは負ける気はない。精霊と魔神族は俺が交渉しておこう」
セカンドと呼ばれる男は声を変える
「ファースト...殺る気か?」
ファーストはにやりと笑い、笑いながら答える
「あたり前だ!俺は奴に勝たなきゃいけねぇんだヨ」
「そうか」
「もう解散だ...俺は武器の手入れをしてくる」
場面は変わり
「クロハさん!なんでみんな戦争仕掛けられて喜んでいるんですか?」
「そうだよ!おかしいよ!怪我するかもしれねえのによ!」
「んなもん決まっているだろ...負けない自信とたくさんの報酬があるからだよ!そもそも俺らは負けるような戦いはしねえし、俺らに勝てる奴は中々いねえよ」
そんな自信とは裏腹にクロハの顔は悲しげな顔をしていた
まるでもっと強い敵を求めるかのように...
それが我ら双子と『龍神の軍』との出会いであった。
最後まで読んで頂き有り難う御座いました
次回からは『~悲しみの異世界編~』です!
あまり期待はして欲しくないです(笑)