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双子  作者: 月詠 くれは
悲しみの異世界編
15/15

漆 現在

結局は四つ連続投稿になってしまいました!

最後まで読んで頂けると光栄です!!

四人はあっという間に全員を倒した。


だけどねその四人は倒したかと思うと風と共に何処かへいなくなってしまったわ


私は彼らを探した。だけどね見つからなかった


帰ってくるといい匂いがしたの...


それは肉が焼ける匂い


その料理人は全員のお腹が膨れるまで料理したわ


その時の皆の笑顔は、


とても...とても幸せそうな顔をしていた。


感情を無くした自分でさえもついつい、笑顔になれる。そんな料理だった


私は思ったわ、その料理人のように皆を笑顔にできるような物を造りたいってね


例え感情をなくそうが誰もが幸せになれる料理を作って私のような人を減らす


それが私が料理人を目指す理由よ」


俺は絶句した。自分は相当酷い目にあってきた方だと思っていたが、全然楽な事だったらしい


「少し長くなったみたいね。じゃあ次は白夜王?貴方の話を聞かせて?」


全員が目を丸くした


「白夜王?何故彼女なんだ?」ロイが聞く


「一番面白そうだと思ったからだけど」


「まぁいい。そこまで聞きたいのなら教えてやろう。世界の始まりと終わりを見てきた大精霊兼夜叉の話をな」


そして白夜王は語り出す。千の星星を手中に入れた時の話。夜叉としての真の力を発揮し世界を壊した話。


たった一人で四神天龍と渡り合った話。


元々夜叉とは鬼と龍の混血が鬼に近い形で産まれてきたものを夜叉と呼び龍に近い形で産まれてきたものを鬼龍と呼ぶ。


そんな中、龍神と鬼神、魔神と天使の四種族の純血の血を授かった最強最悪の生物


それが白夜王。本気を出せばクロハと同じ力を使え同時に鬼の神と称された腕力をプラスし、魔神界最強の魔術と光の速さの三十倍の速さと呼ばれた天使の羽と弓を使える。


普通であれば勝てない。


だがそれよりもすごい力を持った二人。


全世界の生物から恐れられ、全世界の全ての能力を『パクる』死神カロン


そして死んだ魂の力を使用可能なカボチャの精霊ジャック


彼ら二人の死を操る能力の前に生者は勝てないのだ


生きている者の力を操るカロン


死者の力を操るジャック


四種族の力を操る白夜王


彼らには生きている限り勝てない。


白夜王が語ったのは自分たちの到達できない次元の話...


俺は話を聞いているだけで身震いがした


話は続き...過去の話は終わった。


俺らは現在いまを生きているんだ...俺はそんな事を思いながら空に浮かぶ月に似たものを見上げた

次回は『殲滅戦』とうとうこの街を彼らが支配しそうです!

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