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双子  作者: 月詠 くれは
悲しみの異世界編
13/15

伍 悪夢の町

少し今回はきつい話です...

期待せずお読みください!

二人は町に着き見て回る...


二人は現状に絶句する。


第一に食べ物がまともに配給されていない。裏路地に居る人たちはガリガリに痩せている。


次に物価がとてつもなく高い。通常パンは一銅貨で買えるが、ここでは一つ十銅貨ボッタクリである。


さらにここの土地の全てを支配しているのはギルド『黒犬の檻』何処の土地でもギルドが支配しているらしい。


まず俺達はエンチャントナイフでお金稼ぎをすることにした。


糞みたいなギルドに行き、クエストを受ける。受けたクエストは高難易度クエスト『森の王ブラックタイガーの狩猟』


はっきり言うととても簡単である。アイテムは自由回収であり、途中で食べれるものを採取に狩猟して帰る


クエストをクリアすると金貨五枚貰った。銅貨に変えると銅貨五万枚だ。銅貨百枚で銀貨一枚、銀貨百枚で金貨一枚だ。


俺ら二人はそこで全員を呼び家を買った。残り金貨は三枚だ


残りの金貨を全て使い日用品に食糧を買い込む


そこで俺ら二人は裏路地にある共同炊事場所に向かう


共同炊事場から声が聞こえる


「な、なんだ!お前ら!俺らからまた金を奪いに来たのか!!もう辞めてくれ!俺らは死んでしまう!!」


「はっ!何を言っているお前らは俺らに金を納めるのがてめぇらの生きている理由なんだヨ」


ボロボロのおじさんが抗議するが青年は蹴り倒す


「さぁてめーら!金を出せ!さもなければ殺すぞ!!」


刹那、リールは瞬時に動き出して青年の顔面を殴る!


「あんた達にわかるか?」


青年はリールの顔を見上げる。リールは続けざまに叫ぶ


「金もない!食べ物も無い!暑さを...寒さをも凌ぐ家の大切がわかるか!金もないのにお前らは金を出せと騒ぐ!!なければ命を差し出せと言う!女が居れば攫っていき!男が居れば売り飛ばす!子供たちはお前らに連れていかれ!老人からは全てを奪う!愛する家族も愛人も家も親友もすべてを取られる気持ちがお前らにわかるか!!希望も明日も何も見えない気持ちがお前らにわかるかァァァァァァ!!!!」


青年は恐怖する...足は震え、顔は絶望する。


「なぁ...お前らにはあるか?家族を...親友を...仲間を!全てを奪われたことが!お前らにはあるか!!」


男も負けじと反論する


「し、知るか!!俺は強い!だからギルドに入れる!ギルドに入れないこいつらはただの家畜と同類だ!」


リールはゴミを見るような目で青年を睨み


「そうか...ならば死ね」ナイフを振り上げた


俺はすぐさまリールの手を掴む


「リール...落ち着け!そいつはもう気絶している!こいつらの屑みたいな血で!料理人の腕を!汚すつもりか!!」


リールは少し落ち着き老人たちに向き直る


「大丈夫でしたか?」


老人は泣きながら答える


「ありがとう...本当にありがとう!!君は俺の...俺らの気持ちを彼らに言ってくれた!」


リールは微笑みながら言う


「こういう時こそお互い様です。皆さんを呼んできてください。私は料理人です!」

リールの過去が少しずつ分かってきました!

次の話はリールの過去が少しずつ明かされます!

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