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双子  作者: 月詠 くれは
悲しみの異世界編
10/15

参 そしてクロハは思い出す 前半

今回は前半と後半です!

まずは前半からどうぞ!

クロハはリアが死んだと聞いて思い出していた


今まで死んできた仲間たち


そして自分が居たから失った愛する世界と家族を


約十二回の転生前、そして約三十三世紀前に突如消えた世界


『願いの星国』


世界で最も平和な世界と称された第零大世界第零小宇宙


平和と言う名を冠するこの世界


だがたった一匹の龍にこの世界は壊された


その龍の名は


『壊滅龍』


その一撃は大地を穿ち、天を裂き、歴史を滅ぼすと言われた厄災の龍


立ち向かうは五人の王国騎士団


後に四神天竜と呼ばれるものと当時のクロハの嫁であった「龍姫」と呼ばれる者たちであった


戦いの最中、国は滅び残ったのは五人のみ


壊滅龍は問う


「なぜ守る者を失ってまで立ち上がる」


クロハは答える


「約束をしたからだ...例え生きているのがこの五人でも...俺らはお前に勝つと!」


壊滅龍はさらに問う


「例え勝利の結果がお前一人だとしてもか?」


クロハは当たり前かのように答える


「ああ」


壊滅龍は嘲笑い叫ぶ


「ならば我が屍の上を越えてゆけ!我が屍の上に立ちきこそ!正義だ!!」


「壊滅龍...最後に問おう...貴様の真なる名はなんだ?」


「ならば我も問おう...貴様何者だ?」


「我はクロハ!!真なる龍の王だ!!!!!」クロハは武器を構え走り出す


「我が名はゼーレンヴァンデルング!残念ながら壊滅龍ではない!...が貴様は既に知っていそうだな」


ゼーレンは暫し考える...彼が自分の知っている『クロハ』なのかを...


だがクロハはそれを考える余地も与えずの猛攻を放つ


一人と一匹の龍は二時間にも渡る死闘を繰り広げ共に最後の一撃を放つ


クロハの必中必殺の攻撃を喰らうゼーレン


ゼーレンの世界に終焉をもたらす一撃を...



龍姫が受ける...



クロハの目の前で『あらゆる者を無に還す一撃』を喰らい身が塵になる中


龍姫は言う


「生きて」


その言葉を境に龍姫の姿はクロハの腕の中で塵になる


クロハは悟る...家族の大切さを...平和な世界で鈍っていた感覚を思い出す。


死...それを理解したクロハは絶望する


刹那!クロハを中心に世界が真っ黒に染まる...



そしてクロハは人間である事を辞めた


ゼーレンは久しく思い出す...そして確信する。この人が自分の知っているクロハだと言うことを

最後まで読んで頂き有り難う御座いました!

次回 後半ゼーレンの知るクロハとは!です

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