5話
ブクマしてくださった皆様お待たせしました。
思い出したかのように書き出したのでおかしい部分があるかもしれませんがその辺はご了承くださると助かります。
『起きて…起きてください。』
体を揺れている感覚があるが心地いいのでこのまま寝てしまおう。
『起きませんね…だったら…』
何やら独り言を小声で言っているようだが…
『そっちがその気なら仕方ありません。』
ん?何か決心したようだが、そろそろ起きようかな…
目を開けたら、目を閉じているアリスの顔が目の前にあった。
動けずに固まっていたら徐々に近づいてきて…
『んっ…』
キスされた
ん?えっ!何でキスされたの?
そっと柔らかい唇が離れていくと同時に、アリスの目が開いた。
徐々にアリスの顔が赤くなっていっているが、疑問に思ったことを真顔で投げ掛けてみた。
「何でキスしたの?」
『っ!!』
案の定フリーズした。
『あっあの…!あう!』
舌を噛んだみたいだ。
痛そう…
「アリス?検討違いだったらごめんね?」
「私の寝顔が可愛くて、目覚めは王子様のキスで~的な名目でしたんじゃないよね?」
『はうっ…言い返す言葉もありません…』
「アリスは女の子にそう言う事したい子なんだ。」
『とっ…とりあえず1日のノルマ素振り1000回を始めましょう!』
必死に話を変えて誤魔化そうとしているが、こっちも引くわけにはいかない。
「何か言うことは?」
『ごめんなしゃい…』
クールな雰囲気のアリスがごめんなしゃいってかわいい…
デレさせるつもりがこっちがデレてしまいそう。
「まぁいいよ、嫌じゃなかったし…」
『本当ですか!?』
「ただし!今度からそう言う事したいときはちゃんと言ってからね?」
『はい!』
脳内に攻略完了とシステムボイスが流れたが、この時はアリスの笑顔でお腹いっぱいだったため気づかなかった。
今回はアリスがデレる話でした。
今後ともよろしくお願いします。