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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

理解されることの難しさ

作者: KANNO

これは、自分が人とは別の状態と呼べる事になったことで自分は理解した。


自分の場合は双極性障害(双うつ病)である。

よくTVやネットのメディア等で取り上げられているとは思うのだが、間違いだらけの認識、理解されない事の苦しさや悔しさを少しでも知ってもらえたらと思う。


双極性障害、言葉は聞いたことが有ると言う人は多いと思うが、実際理解し、その人に対してどのように接すればいいのかわかる人はどれだけいるのだろうと思う。


職場の人だったり、周りの家族、恋人、友人がもし精神障害と呼ばれる症状になってしまったときは、これを見て、考えてもらえたらと思う。


まずは過去の考え方であるが、よく分からないと言うのが正しい表現だと今になれば思う。


何故そう思えたかと言えば、自分が精神障害を発病した後、家族に説明しても最初は理解されなかったからである。

言葉にすることの難しさや相手との同じ理解、それを同じにするまで、自分の場合半年ほど時間がかかった。


分かりやすく考えるとすれば、表現する言葉が無いというのが正しいのではないのだろうか。

と今も考える、これは自分が体験した今だからこそ言えることであって、自分が精神障害にならなければ分からなかったと思う。


もしも、TVやネット等の情報だけから偏った知識を持ったまま、精神障害と思える人に枠をはめて話したり、励ましたりと声をかけるのであれば止めてほしいと思う。

時間や季節と呼ばれる時期、障害の兆候が出てからの期間で出来ること、言えることが変わるからである。


と前置きが長くなりましたが、自分が行ったことや考えたこと、どんな風にして現在になれたのかを書きたいと思う。


まず、自分が精神障害だと認識したのは、

時期は平成24年10月。

場所は精神科、心療内科をしている病院。

原因は詐欺、窃盗からの裏切りだと今でもはっきり覚えている。


身体的、精神的不調が始まったのは、確実とは言えないが、平成24年5月頃からだったと思う。

最初に異変が出始めたのは、精神的不調で、不眠症と呼べる症状が始まり。

仕事を行い、自宅に帰り、休もうと横になっても眠くならず、さらには眠らなくても眠くならないと言うのが始まり。

さらには眠れたとしても、30分もしないうちに起きてしまう。

これが一週間での睡眠のサイクルだった。


意外と楽観的な性格をしていたからなのか、あまり気にはしていなかったが、不眠の日が一日と増えていく事に、自分の精神は悪い方へ考えるようになっていった。

まずは眠れないことへの不安、そして何に対しても悲観的、マイナス思考での考え、そして自殺願望と自殺衝動が全身を覆っていく。


次に不調がおきたのは身体的の事である、身体的にも精神的にもセットと考えるのが正しいかもしれない。

拒食症と過食衝動、つまりは食べない事と食べ過ぎることが連鎖的に繰り返される。

それだけならよかったのかもしれないが、プラスして発生したのは、味覚と満腹中枢の欠落である。


味が感じなくなる、美味しいと思わなくなる、食べたくなくなるが繰り返され、食べなくなるのが精神障害での拒食症のサイクルと言えると思う。


これは自分が発病する前に考えていたことや思っていたこと、そして発病してから思ったことや考えが変わったこと等を書いております。

一つの意見として思っていただけましたらと思います。

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