唐突な出会い
「おぉ王よ、何というお姿…私がもっと早くにお会いしていれば!この様な姿にはならずとも済んだものを!」
…なんというか、今何が起こっているのか説明してもらいたい。
自分の家の方向に歩いていたら、突然声をかけられた。
それも前に追い掛けられた柴犬に。
やはり体調が悪い、
身体中の節々が痛いし、頭も強く打ったみたいだし、幻聴でも聴こえてきたのだろうか。コレは熱もあるかも、早く帰って寝ないと。
「私の声が聞こえないのですか!王よ!
…やはり力は戻っていないのか、声が聞こえる程度には回復しているハズなのだが」
柴犬はずっと捜していたとか、私がわからないのですか、早くしないと大変だとかなんとか話し掛けてくる、大変なのは私の頭の中だ。
「あーもう!ほんっと五月蝿い!頭が痛くってたまらないんだから!少しは静かにしてよね!!」
柴犬は少し驚いた様子だった。
「やはり、声が聞こえるのですね。」
コレは幻聴、疲れてるんだ私
「あーもう本当キツい生理の時よりキツいかも、頭が痛いよ」
「…整理がキツい?あぁなるほど今起こっている現象がご理解出来ていない様子、この姿ですからね、それは驚く事でしょう、まずは私が何故この様な姿で…」
「だっから!アンタは犬でしょう!何時迄も訳のわかんないコトばっか!分かるように話しなって………。」
もしかして本当に話してる?犬が?
ワンワンが?
「御理解いただけた様子。」




