第十話〜前編
この話は二部構成です。警告:この話からヒロインの暴走が加速するため内容が18禁に近付きます。人によっては不快に思う事がありますのでこれからの話を読む際は自己責任でお願いします。By作者
ある日の連休彼女は俺に今までの中で一番の我が儘を言ってきた。
「ねえ祐樹、私ペットを飼いたいな〜」
「いいですね。どんなペットですか?」
「あなたよ・・・」
「えっ・・・」
「祐樹を飼いたいの・・。檻の中でね・・。調度首輪してるし」
「でも仕事が・・掃除とかはどうするのですか?」
坂下は以前家の掃除をして倒れてしまったことがある。
「大丈夫。一日くらい平気よ。それと、これも仕事の内よ」
何が何でもやる気だ
「祐樹は私が望む事なら何でもするのよね。漫画で見てやってみたかったんだ〜こ〜ゆ〜の」
「どんな漫画ですかっ!」
「教えな〜い」
ダメだ・・妄想の中に入り込んでいる。
「・・今日だけですよ」
「祐樹、ありがとう!早速準備しましょ」
俺は彼女の後を着いていってある部屋に来た。(おそらく物置であろう)彼女はその部屋でも特に大きな段ボールを持つように俺に指示した。その段ボールは今まで持った荷物で一番重そうだったが俺は彼女に投与された肉体強化液のおかげ某映画のように怪力になっていたので難無く持てた。
そして彼女の部屋に来て部屋の隅で段ボールを置いた。そして彼女の部屋に来て部屋の隅で段ボールを置いた。中を開けると中には人が二人くらい入れる檻が入っていた。彼女が首輪にリードを繋ぎそして俺はゆっくりと檻に入った。て彼女は扉を閉めて南京錠をかけてリードを鉄格子に南京錠で施錠した。鉄格子は鋼鉄製らしく破壊出来そうなので万一彼女が鍵を無くしても平気だった。
(俺は首輪と腕輪も破壊出来るようになっていて、前に一度だけ破壊した事がある。ちなみに首輪と腕輪が今まで破壊した物の中で一番強固だった。しかし彼女がすぐに買ってきて寝ている間に嵌めた。彼女は俺が目覚めるとすぐさま首輪と腕輪を壊した罰としてお仕置きをした。それ以来首輪と腕輪は破壊しなくなった)そして彼女は部屋に出て行った。そして彼女の部屋は静かになった。女子高生の部屋には不釣り合いな大きな檻がありメイド服を着て首輪と腕輪をした少女が入っていた。しばらくして坂下が部屋に食事を持ってきた。
「お昼ご飯だよ〜」
そうして俺の飯は犬や猫のが使う皿に入っていた。中身はスープだった。(スープって・・・俺は囚人か?・・まあ似たようなものか)この皿で食べるのは抵抗があったが幸いな事に皿にスプーンが付いていた。俺はスプーンを使い食事を取った。部屋ではソファーで同じ食事を取っている坂下がいた。食べ終わると彼女が皿を持ってまた部屋を出て行ったが直ぐさま戻って来た。彼女が檻の前にしゃがみ込んだ
「気分はどう?」
「特に圧迫感しか感じませんが・・」
二人入っても若干余裕があるとはいえ圧迫感を感じる。
「そうなの?私も入ろうかな〜メイド服着て首輪して〜。ねえ祐樹、二人で入ろっか?」
確かに檻は二人入っても若干余裕がある
「えっ?」
「悪者に捕らえられて檻に入れられた首輪をしたメイド・・あ〜萌えるわ〜!」
「あの・・・ご主人様?」
マズイ、完全に妄想に酔っている。今の坂下は何をするか解らない。逃げたいが俺は檻の中にいるから無理だ。
「決めた。私も入るから!」
「無理ですよ。だって二人で入ったら出られませんよ」
「大丈夫。これあるから」
彼女が取り出したのは少し大きい南京錠だった。
「これはセットした時間に開く南京錠よ。夕食の準備前にセットすればいいでしょ」
「勝手にしてください・・・どうなっても知りませんよ」
「何かあったらあなたが檻を破壊すればいいのよ。じゃあ準備して来るわね」
彼女は物凄い早さで部屋を出た。数分後に彼女はメイド服に首輪のスタイルでやって来た。ちなみにメイド服と首輪は俺と同じ物をしていた。そして彼女は取り出したリードを自分で首輪に繋ぎ鍵を開けて中に入り内側からタイマーをセットした南京錠をかけて、リードを鉄格子に南京錠で繋いだ。
「なんか凄くドキドキしない?」
「そうですか?」
「だって狭い檻の中に首輪をしたメイド二人よ。萌えるじゃない」
「いや別に私は萌えませんけど」
などと二人の噛み合わないトークが続く。時間が来て南京錠が開き俺はリードに繋がった南京錠を外し檻から出たが彼女は出なかった。
「どうなさいました?ご主人様?」
「私もう少し入ってるね。実は私狭い所が落ち着くし好きなの」
「え?」
「だからご飯よろしくね」
「・・わかりました。ご主人様のお望みのままに・・」
そして夕食が出来上がり彼女に食事を持って行った。(彼女のリクエストで俺が使った皿を洗って使った)食事のあと彼女は檻の中で眠ってしまった。彼女は俺に眠る前に
「明日の朝まで私を檻から出さないこと」
と釘を刺した。その後彼女の部屋の隅に檻が置かれるようになり、たまに彼女がタイマー付きの南京錠をかけて首輪をして中で寝ていることがある。