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百鬼夜行  作者: ダンテ
第1章 百鬼夜行と暴食のマントス
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⑤ 鬼は進み、怪物に見つかる。イカダは喰われ、岩も無くなる

イカダは西へ進む、小さな岩場に水しぶきが当たり、海鳥が羽をやすめている。

大きな船で通るには余程の技量が必要だろう。

コハクが扇子を横に振り、風でイカダを進め、サンゴが梶をとっている。

程なく岩場が減り始めた頃、海の底から泡がたち始め水面が大きく膨らむ、イカダはひっくり返りそうな寸前で膨らみの頂きに着き、事なきを得た。


海面の膨らみは頂点に達しサメの様な無数の牙をもつ大きな口がイカダを飲み込んだ。

鬼達は素早く4方に飛び近くの岩に飛び乗る。


イカダを飲み込んだ大きな口は更に天に向かったて伸びていく、徐々に怪物は姿を現す、ワニの頭に蛇の様な長く鱗のある胴、両端には鷹を思わせる三本の鋭い爪のある手が付いている、大きな口を開けて不気味で低い音で威嚇し、空気は波を打つように振動する。

怪物は爬虫類特有の冷たい視線をダンテにむけた。

ダンテ「うわっ!俺かよ、、」


怪物は一気にダンテを喰らうかのように、首を伸ばし大きな口を開く、ダンテはハイレンに向かって飛び、ハイレンはうけとめた。


ハイレン「なぜこっちに来る!」

ダンテ 「1番この岩が大きいから、ははは」


怪物はダンテが先程までいた岩を潰し、また海に潜る。今度はサンゴの周りが盛り上がり、またも岩をくだく、サンゴもハイレンの岩に飛び乗る。

怪物はコハク目掛けて爪をのばし、岩から岩へ飛びまわるコハクの岩を潰していく。

コハクがハイレンの元に着いた頃、周りには岩が無くなっていた。


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