1/1
プロローグ
俺は拓哉。ひょんなことから異世界に紛れ込んだ迷い人だ。この世界には魔王と勇者がいて互いににらみをきかせている。今代の二人は両方とも女だった。それに仲が悪い。何とも言えず、仲が悪い。どうしようもない。まあ、まだ二人は子供と言える感じなので大丈夫だろう。男同士のほうがまだ健全な付き合いをしている気がする。まあ、それは置いといて、勇者と同じくらい強い存在が、各種族に現れる。それは決まりごとのように、そして、受け継がれていた。そんな強者から恐れられる存在がいた。そう、それが拓哉だった。