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氷の姫君  作者: ran.Dee
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ジャクリーン一行は寮から講堂までの短い距離をシズシズと進む。

護衛騎士2人に従者ゴードン、侍女クロエ。


ゴードンは公爵家の密偵の元締め、クロエも密偵のエースだ。

公爵が付けてくれた。

元々は公爵家が後援し次期教皇でもあるカーライル枢機卿猊下の依頼にこたえたものだ。

聖女認定のためには学園の成績だけでは足りぬ。

聖女候補の人となりを見極めねばならないということで既に在学していた知己の公爵家令嬢に白羽の矢が立った。

とはいえ直接なにをするわけでもない。

お付きとして学園にいる間に専門家が調べればよいということでこの布陣となっている。

ジャクリーンとしては公爵家を代表して専門家に指示を与えるという役割である。

調査報告書に目を通して次の指示を与える。

そんな繰り返しのうちに思わぬ光明が見えてきた。

もしかすると己の宿命が覆るかもしれない。

いや、これを利用して絶対に覆してやるんだ!と強く決意したのが半年前。

今日の日をどれほど待ち焦がれたか。


春の日差しを浴びながら氷の姫君が微笑む。

雪解けはもうすぐ。

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