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アルカディアの誘い 15

★部分を削除改定しました。

完全ver.はムーンライトにて。

「はあ?砂に埋まる?……馬鹿馬鹿しい。」


夜、

ジョージオさまに報告した。


予想通り、ジョージオさまはドン引きされた。

ようやく少し腫れのひいた……それでもところどころ瘡蓋のようになってしまったジョージオさまのお顔には表情がほとんどない。

引き攣れると痛かったとおっしゃるのだが……もうそろそろ落ち着かれているんだし……以前の優しいほほえみが見たいなあ。


「シーシアさまは、効果を信じてらっしゃるようですわ。」


そう言ってから、恐る恐る付け加えてみた。


「……シーシアさまに感想をお聞きして、よさそうでしたら、私も試してみようと思います。……もし、効果を感じましたら、改めて、ジョージオさまにもオススメいたしますね。」


ジョージオさまは、無表情のまま肩をすくめてらした。

冷たいお顔をみていられず、ジョージオさまにしがみついた。



今夜も、長い夜になりそうだ。




***


翌朝、なぜかジョージオさまも浜辺にやって来た。

太陽と潮風を遮るために、大きなつばの帽子を被り、顔には包帯を巻いた完全武装だ。


「……そこまでして、来なくてもよろしいですのに。」


呆れるシーシアさまに、ジョージオさまは言った。


「シーシアの滑稽な姿に興味がわきました。……すぐ宮殿に戻りますよ。」


本当に、この2人は……。

シーシアさまは揶揄されても、一向に気にされてないようだ。


「では、あなたも手伝ってください。穴を掘るのよ。」

「……人使いの荒い……。」


ぶつくさと文句を言いながら、ジョージオさまは砂を掘ってくださった。

シーシアさまが満足そうに寝転んだあと、砂をお掛けしてゆく。

こんもりと砂を掛け終わると……なるほど、滑稽だった。


「ありがとう。」


ご満悦なシーシアさまを見下ろして、ジョージオさまは言った。


「まだですよ。」

「?」

「もう充分ですよ?」


不思議そうな私たちを置き去りに、ジョージオさまはせっせと砂を集めた。

そして、まるでシーシアさまの五体が膨れ上がったように砂を積み上げた。

胸部にあたる部分には、より沢山の砂山を2つ……。


「できましたよ。では、私は、これで。……キトリ、崩さないでください。」


そう言い置いて、ジョージオさまは本当に宮殿に戻ってしまった。


強調された女体の砂山に埋まるシーシアさまは、ただただ苦笑いされていた。


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