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桃源郷への道 9
★部分を削除改定しました。
完全ver.はムーンライトにて。
額にはりついた髪を、ジョージオさまがそっと整えてくださった。
「大丈夫ですか?……続きは、夜まで待ちましょうか?」
「……続き……。」
そうか。
これで終わりじゃないんだ。
★
「大丈夫です。続けてください。」
★
「……痛くないですか?」
私の表情を推し量るように尋ねられた。
「はい。どこも。」
「よかった。」
★
目をつぶって、その時を待った。
……。
いたーーーーーーーい!
目がチカチカした。
★
息をついたジョージオさまが、私に覆い被さった。
★
私もまた、小さく息をついた。
★
これで、終わりじゃないの?
★
わけがわからないまま、頷いた。
★




