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見つけた、運命の恋  作者: 足尾緒里
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夏休み初日、私は致命的なミスに気がついてしまった。

「そういえば私、陵の連絡先知らない!」

律花の家で真澄と3人で遊んでいた時だった。

私と真澄は吹奏楽部で律花はバドミントン部。部活には入っているものの一部の部活を除いて北川南中の部活動は結構ゆるいので午前中にさっさと終わった。

楓太は外サッカーで陸は陸上部。楓太のサッカーチームはかなりの強豪で陸上部は北川南の唯一のきつい部活で有名。

楓太も陸もそれぞれで注目される優秀選手なので夏休みはほとんど毎日忙しい。

でも、全員が休みの日には一緒に遊ぶ約束をしていた。

それなのに、陵だけ遊べないのはせっかく遊んでいてもつまらない。

この時すでに私の心の中で陵が大きい存在になっていたのはうすうす感じていた。

「あたしも知らない!!」

「わたしも……」

律花と真澄がダメなら残るは楓太と陸だけ!律花の家から帰って荷物を置いてすぐ隣の家に行った。

「ふーたー!」

私達6人の中で私と楓太は幼馴染でお隣さん!

千尋の部屋から楓太の部屋に入ることもできるけど、私はこうやって呼ぶ方が好き。

「紗雪ー?どーしたー?」

楓太の部屋の窓から顔をのぞかせる。

「陵の連絡先知らないー?」

「知ってるよー!」

何かいいことでもあったのだろうか。すごく上機嫌で答えてくれた。何かあったかなーと長年のかんでわかるようになっている。

また今度遊ぶときに聞いてみよーっと。

その夜、楓太に聞いたメールアドレスにメールをした。

「よろしく♪( ´▽`)」

と来てちょっと上機嫌になったのは無自覚だった。

それからの夏休みはいままでで一番充実していた。

6人でカラオケや買い物に行った。

いろんな話しをした。部活の愚痴やクラスの話、恋バナなんかもあった。

「俺?好きな人?……いるよ〜」

そういえば陵のことあまりしらなかったんだな。

この時、なんでだろう。少し胸が痛んだのは。

「どんな子ー?」

普段聞くことのない陵の恋バナで盛り上がっていたが私はあんまり聞きたくなかった。

「斉藤美琴」

え?

美琴ちゃんは北川一かわいいと言われている。わたしが勝てるわけがない。

それからしばらくして美琴ちゃんと付き合っていることを知った。あの恋バナの日も、言ってなかっただけでけっこう長いらしい。

この気持ちはなんだろう?嬉しいような悲しいような。

恋と気づくまでは時間の問題だった。


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