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第1話 俺死んじゃいました①

初めて小説というものに挑戦したので小説と呼ぶのもおこがましいものかも知れませんがよろしければ暖かい目で見てみてください。

お目汚し失礼します。

目を開くとそこは一面真っ白の世界だった。


、、、あれ? なにこれ?さも小説の出だしみたいに言ってみたけど、ここどこ?

そんな風に俺こと近衛(このえ)(あきら)は眼前に広がる謎の世界にわかりやすく動揺していた。だって俺、ついさっきまでバイトから帰ってる途中だったし、帰宅の途中で記憶が何故か途切れているのだ。


「近衛 晶さん!」


え?


背後から呼びかけられた声にすかさず俺は振り返った。

そこに居たのは裸足に白のワンピースを着た1人の美しい少女だった。ビー玉のように綺麗な青い目、秋の日差しに照らされた銀杏(いちょう)を思わせるような金髪、その少女は本当に美しかった。

しかし、美しいと思うと同時に何故そのような少女がこんなところに1人でいるのかと少し不思議にも思っていると少女がまた俺に話しかけてきた。


「はじめまして。 私の名前はセシル、天界で日本を管轄として管理している者、天使と言う奴です。」


天使? 天使ってあの天使? でも羽は付いてないっぽいけど、、、翼の折れたエンジェル?そう思いつつとりあえず天使という部分について聞こうとした。

「え、天使ってどういう…」


「残念ですが近衛さん、あなたは先程交通事故によりお亡くなりになりました。」


突然の事実に俺は固まった。

みんな知ってた? 人間はね、自分のキャパがオーバーすることがあると真顔になるんだよ。 俺もたった今知ったよ。


「あれ? 以外と驚かないんですね?」


「違います。驚きすぎてリアクションが追いつかないだけです。」


そんな半ば放心状態の俺をほっといて天使は勝手に話を続けた。


「近衛 晶さん、あなたは現在19歳で大学生。両親は2年前に交通事故により他界。その後は親戚に引き取られ大学進学に合わせて一人暮らし開始。間違いないですか?」


「あ、はい。そうです。」


「その後に大学通いながら趣味であるアニメやゲームに没頭。 友達もそれなりにいて、ストーカーもいた、と。 ちなみに、あなたの死因も両親と同じで交通事故でした。」


信じられないけど、これがドッキリって訳ないもんな。

そうか、、、本当に俺、死んだんだ、、、しかも死因が交通Z、、、って、うん??


「す、すみません 今、ストーカーがいる。みたいなこと言いませんでした?」


「はい、言いましたよ?」

天使はさも当然のように言いいました。


「ちょっと待ってください!ストーカーが居るなんて俺初めて知ったんですけど!?」


「まぁ良いじゃないですか、ストーカーと言ってもあなたに直接危害を加えようなんて意思は少しも無いみたいでしたよ? 実際あなたに近づくことも無かったみたいですし。」


そういうものなのだろうか?まぁ俺を見ていた天使が平気と言うなら大丈夫なのだろう。

しかし、ストーカーかぁ、、、全ッ然気づかなかった。そもそもこの俺にストーカーねぇ、うーーーん、、、




実感ねぇーーーー!!!!


そりゃあ、まあ? 自分で言うのはあれだけど顔は少しいい方かなーとは思いますよ? それでもストーカーってあんた。 俺基本コミュ障だよ?友達もゲームやアニメのオタ友だよ?こんなオタクに何の用があんだよストーカーさん、、、

そんな思考の波に呑まれそうな俺をまたも気にせず天使は話を進めた。


「とりあえず、他に聞きたいことも無いようなので本題にはいります。」


本題?何か俺が死んだことやストーカー以上に重要なことがまだあるのだろうか?


「あなたのこの先の事です。 ずっとここにいる訳にもいかないでしょう?」


「確かにそうですね。 で、俺はどうなるんですか? 天国行きですか? それとも地獄?」


俺が聞くと天使はどこか申し訳なさそうに説明しだした。


「いいえ、基本ここに地獄と言う概念はありません死んだ人は皆天界で次の転生を待つ形になります。もちろん、あなたもそのはずでしたが…」


「でしたが?」


「あなたは天界へ行くことが出来なくなりました。」


はい?

今、なんて言った? この天使。天界へ行けないってそれ要は転生できないって事ですよね? なにそれ詰みじゃん。

すると、天使が慌てて詳しい事情を説明しだした。


「あ、違うんです!天界へ行けない理由はあなたのせいとかではなくこちら側の準備が出来ていないということなんです!」


そう天使は俺に言った。

準備? 準備が出来ていないってどういうことだ?


「実はあなたの死はこちら側からしても突然のことで本来管理していたあなたの寿命とは違うんです。ですからまだ、転生への準備が出来ていなくて、、、」


えーー、何そのゲームのバクみたいな理由。嘘でしょ? もっとしっかり管理しなさいよ!どうなんてんのよ最近の天界はッ!

あまりにもアホな理由に少し俺の中のお姉さんな部分が出てしまった。


「じ、じゃあ俺は今後どうなるんですか?」

俺は恐る恐る天使に聞いてみた。


「本来なら転生出来るまで待ってもらうんですがあなたの場合準備するまでに時間がかかるので、、、」


「ちなみに転生できるまでどれくらいかかるんですか?」


「ザッと50年以上…」


待てるかッッ!! ボケッ!!


「すみません、、、」

「で、でも他の案ならすぐにでも実行できます!!」


天使はそう言って次にその案を俺に告げた。


「近衛 晶さん! あなた異世界に行ってみませんか?」

初めまして。 マジ卍本能寺です。 はい、名前は悪ノリで付けました。 後悔はしています。

第1話は一応二パートに分けて載せる予定です。題名にも出てきたストーカー登場はもう少しだけ待っててください。

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