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ゴスロリAngelかな  作者: @LovelessSaint
リゲル編
9/23

8.下着事件!!


~1~


学校。


かな「おはよう♪…あれ、蒼汰くん?」



教室に入ると、蒼汰が女の子達に囲まれている。



かな「ねぇユキコちゃん。蒼汰くん何してるの?」


ユキコ「みんなに勉強でわからないところを教えてあげているの。蒼汰くん頭良いの」


かな「ふんっ、頭が良いくらいで女の子にチヤホヤされちゃって…本当に生意気なチビ助くんね」


蒼汰「さっきから聞こえているぞ、不審者!」


かな「勝手に盗み聞きしてんじゃないわよ、ヘンタイ!」


蒼汰「なんだと!?聞こえてきただけだ。だいたい生意気なチビはお前の方だ!」


こな「うるさいわね!あんたなんてチビを通り越してプチよ!プ・チ!!」


蒼汰「ぐぬぬ…じゃあ今から背比べだ!」


かな「望むところよ!」



二人は背比べを始めた。



かな「う~ん!ちょっと、つま先立ちしてるでしょ?」


蒼汰「お前だってやってんじゃん!いい加減プチって認めろよ、身長詐称女!逮捕されても知らねぇぞ」


かな「なによ!負けないんだから!」


あみ「カナちゃんのことからかっているけど、蒼汰くん、本当はカナちゃんのことが好きなんでしょ?」


かな「え?」


蒼汰「そんなワケ…な、ない!なんでおれがこんなおブス…」


かな「はぁ!?テメェ誰に向かって言ってんだコラっ!」


ユキコ「まあ、運命の赤い糸が見えるわ」


かな「ちょっとユキコちゃんまで何言い出すのよ!」



京子「お前ら、席につけ!」


あみ「京子先生だわ」


京子「今週の金曜日は遠足だ。喜べ貴様ら、行き先はなんとっ…シュガーランドだっ!」


かな 「シュガーランド?」


ユキコ「それって、新しく出来たお菓子の国のテーマパークじゃないですか?」


かな「お菓子の国!?」


あみ「でも、オープンは日曜じゃないかしら?」


京子「ふふ…実は我が校の財力と権力に物を言わせ、開園日を偽ってもらったのだ!我々以外で知っているのはスペシャルゲストくらい…。初日でも混雑することなく楽しめるぞ!…それで今日はお前たちにバスの座席を…」


教頭「京子先生、お客様です」


京子「もぉ、誰なの!?こんな時に…き、キサマは!?」


リゲル様「ふふ、久しぶりね」


あみ「あの人は…」


ユキコ「あの時の…」


かな「変態っ」


蒼汰「みんな知ってるの?」


京子「怪しい男め…また現れたな!」


リゲル様「怒っちゃいやんっ。実は僕、アナタのような熟女が好みなの」


京子「えっ、私が?あら、見る目あるじゃない♪」


リゲル様「子供は3人くらい欲しいわね」


京子「も、もしかして…」


リゲル様「僕と結婚しよう!」


京子「嬉しいけど、婚約指輪なしのプロポーズなんて認められないわ」


リゲル様「大丈夫よ。婚約指輪は無いけど、『婚約ブラ』ならあるわよ」


京子「婚約ブラ?」


リゲル様「じゃ~ん♪」



そう言ってリゲル様は"LOVE"と書かれたピンクのブラジャーを出してきた!


リゲル「どう?おフランスのおブランドのブラよ。君のサイズにピッタリかしら?」


京子「まぁ、着てみないと分からないわ…って、バカ!!」


ばちーん!


リゲル様「うわぁ!…な、何すんのよ 、痛いじゃない!」


京子「バカ者!ブラにおフランスもラフランスもあるか!このヘンタイ!!」


リゲル様「もう怒ったわよ!僕のプロポーズを断るなんて、女の風上にも置けないわ!出てらっしゃい、ゴキブリ怪人『ブリブリ』!!」


ボン☆


ブリブリ「ゴキブリ怪人ブリブリ、参上だぜ!」


リゲル様「ブリブリ、やっちゃってちょうだい!僕のプロポーズを断るなんて、絶対に許せないわ!」


ブリブリ「おう!出でよ、ゴキブリ群団!」



ブリブリは口から大量のゴキブリを吐き出した!



女の子たち『きゃ~!!』


かな「ちょっとみんな待ってよ!」


カサカサカサカサ…!!


リゲル様「ふふふ…いい気味だわ。…ん?」


カサカサ…


リゲル様「…い、いや~ん!僕のパンツの中に入ってこないでちょうだい!10年間愛用しているお気に入りよ!もう、出ていきなさいっ!」


プチっ…!


リゲル様「あ…。つ、潰しちゃった~!もぉサイアク~」



リゲル様は泣きながら帰っていった。



かな「やだ、逃げ遅れちゃった…。きゃっ!もう、近寄らないで!!」


ブリブリ「ふっ、お嬢ちゃん、もう逃げられないぜ!」


かな「バカね、あなたの命運もここまでよ!」


ブリブリ「なんだと!?」


かな「変身!…ゴスロリAngelかな、降臨!」


シャキーン!


かな「さぁ、怪人、年貢の納め時よ!」


ブリブリ「ふっ、おもしろい!」


かな「くらえ、ティラノサウルスキャノン!」


ヌルっ…!


ブリブリの油でテッカテカな体にカナの魔法が弾かれた!



かな「やるわね、魔法三連発(マジカルデルタアタック)!」


ヌルっヌルっヌルっ…!


かな「そ、そんなぁ!」


ブリブリ「もうおしまいか?行け、ゴキブリ群団!」


かな「きゃ~!」


シュッシュッ!


ブリブリ「ん?何か今かかったぞ」


すててこマン「虫である以上、殺虫剤をかけられたら終わりだな!」


かな「すててこマン!」


ブリブリ「殺虫剤!?やべぇ、早く風呂に入ら…」


かな「スターライトニング・クラッシュ!!」



カナの杖から無数の流星が放たれる!



ブリブリ「ぎゃ~!セリフくらい最後まで言わせて~!」



ブリブリとゴキブリの群れは光となって消滅した。



かな「やった♪」


すててこマン「なにが『きゃ~!』だ、ぶりっ子」


かな「だって、ゴキブリが恐かったんだもん」


すててこマン「あんなモン、魔法とか使わなくても、殺虫剤で余裕じゃん」


かな「うん、ありがと。…って、それカビキラーじゃない!」


すててこマン「え、マヂ!?…あ、本当だ…」




To Be Continued.

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