3.かな、学校に行く
~1~
ホドの家の近くにある『星空学園』。偏差値は高い方だが、なんかいろいろ乱れすぎで、ご近所の評判は良いとは言えない。
普通に私服で、制服を着ていたとしても様々な種類の制服を着ている。アニメキャラのコスプレとか当たり前。
カナは人間界の常識を学ぶためにそこに通うことに…。
~2~
1年A組。ここの担任は『京子』という眼鏡をかけたオカッパのおばちゃん。
京子「あんた達、いつになったら服装をきっちりしてくるの!?制服着てる奴はいいけど、私服集団はどうなの!?特にコスプレ!そんな格好でファンタジーの世界に入ったつもり!?あんた達もう高校生よ!現実逃避してないで、早く大人になりなさい!!」
チャラ男くん1「出た、京子ちゃんの説教」
チャラ男くん2「毎日同じ事ばっかりうるせぇな」
京子「こら田中!うるさいとはどういう事だ!?ああ、先生悲しいわ。別に怒りたいわけじゃないの。ただ皆に立派な大人になってほしいだけなのに、どうして分かってくれないの!?うっ…うわ~ん(泣)」
チャラ男くん1「きょ、京子ちゃん…」
田中「分かったよ、オレ、明日からちゃんとしてくるよ。だから泣くなって」
京子「ホント!?京子ちゃん嬉しい♪(ふふん、嘘泣き成功♪)…ところで今日は転校生が来ているの、仲良くしてあげなさいよ。…おい、入れ!」
かな「はいっ」
ちょこちょこ…♪
女子「かわいい~」
かな「はじめまして、カナっていいます。早くみんなと友達になりたいです、ヨロシク!あっ」
カナはりんご飴を食べている青い甚平の少年と目が合う。
少年「あっ、不審者!」
かな「また言ったわね!」
紫髪の少女「『蒼汰』くん、知ってるの?」
かな「へぇ、蒼汰っていうのか~」
蒼汰「ふんっ、気安く呼ぶんじゃね~。まあ、よろしくな。…ねぇ、それより『あみ』は?」
紫髪の少女「また事務室で『ルーズベルト先生』とイチャイチャしてるんじゃない?」
To Be Continued.