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ゴスロリAngelかな  作者: @LovelessSaint
リゲル編
16/23

14.決戦!かなvsリゲル様



~1~


ユキコ「カナ…ちゃん?」


あみ「どうなっているの!?」


蒼汰「お前、なんだその格好?」



三人は変身したカナに驚く。



リゲル様「どうやら、アンタは僕が直々に片付けないとダメなようね。今日こそ決着をつけてあげるわ」


かな「望むところよ、リゲル!」


ファントム「イイネ~お二人さん♪なら俺は決戦の舞台をご用意しましょうかね…」




かな「あれ?ここドコ?」



気付けばカナ達は曇天広がる廃墟の街にいた。



ファントム「どう?なかなか良いカンジのステージでしょ?心配はご無用、終われば元の場所に戻れるから。じゃあ楽しんでね、バイバーイ♪」


すっ…


蒼汰「消えた…」


あみ「もう理解が追い付かないわ…」


ユキコ「しっかりしてあみチャン」



リゲル様「何者かは知らないけど、こんなステージを用意してくれるなんて…ファントムとやら、なかなか粋な計らいね。おかげで『スクリームッチー』を使う時がきたわ!」


かな「スクリームッチー?おいしそうな名前☆」


リゲル様「アイスクリームのことじゃないわよ!!この鞭はレディ達の悲鳴のエナジーを吸収する事でより強靭になっていく魔法の鞭なのよ。さぁ、僕の華麗な鞭さばきを見せてあげるわ、ハァッ!!」


かな「チェインミーティア!」



スクリームッチーを持って襲いかかってきたリゲル様に、カナは星を連ねた鞭で応戦する。


バチィン、バチィン、バチィン!


リゲル様「この僕に鞭で挑むなんていい度胸ね」


かな「はっ!」



カナはチェインミーティアを分解し、流星群にして投げつける。



リゲル様「ふん!」


バチィーン!!


リゲル様は流星群を鞭で振り払う!



かな「カナちゃんファイヤー!」


リゲル様「ぎゃあ~!あちちっ…いや~ん、マントが燃えちゃう!」


かな「これで決めてあげる!スターライトニング・クラッシュ!!」


リゲル様「ふっ、これしきの魔法…はあっ!」


バチィーン!!


なんとリゲル様はスターライトニング・クラッシュを打ち破った!



かな「あっ!」


リゲル様「ウィップスクリュー!」


シュルシュルシュル…バッチイイィンッ!!!


かな「きゃああっ!」


リゲル様「あ~ら、こんなショボい技が必殺技だったの?ガッカリしちゃうわ。さぁ、これで終わりよ!」


蒼汰「待て!」



カナにトドメをしようとするリゲル様の前に、蒼汰が立ち塞がった!



リゲル様「なんのマネよアンタ?僕たちのデュエルの邪魔をしないでちょうだい!」


かな「ダメよ…蒼汰くん。危ないから…下がって…て」


蒼汰「だまれ不審者!いつも怪しいと思っていたら、おれの知らないところでコイツらと戦っていたんだろ?みんなを守るために…。だから、今度はおれがお前を守ってやる!文句あるか!?」


かな「蒼汰くん…」


蒼汰「ん!?」



その時、蒼汰の身体が空色の光を放ちだした!



リゲル様「うわっ!」



ユキコ「蒼汰くん、なんか光ってるよ!」


あみ「ユキコちゃんも光ってるじゃない!って、私も!?」


ユキコ「カナちゃんまで…」



蒼汰だけでなく、ユキコは白、あみは赤、そしてカナはオレンジの光を放っていた!



かな「これってまさか…。お願い、みんなの力をアタシに貸して!」


蒼汰「もちろんだ!」



リゲル様「バカね、何をしようと僕には勝てっこないわよ」


かな「リゲル!」



カナは星のステッキをリゲル様に向ける。



かな「アタシ達の力を見せてあげる!アルティメット…レインボー!!」


ドバァァッ!!!


杖の先から虹色に輝く薄片が放出される!



リゲル様「無駄と言ったはずよ!ライジングスクリュー!」


かな「はあああ…はぁっ!」


リゲル様「くっ、なんて…パワーなの!?バカな、この僕が…うっ、うわあああっ!!!」



アルティメットレインボーの圧倒的パワーの前に、リゲル様は為す術なく吹き飛ばされた!




~2~


リゲル様を倒し、カナ達は倉庫に戻ってきた。



ユキコ「ファントムが言ってた通り、戻ってこられた…」


あみ「私、もう夢と現実の区別がつかなくなってきたわ」



かな「ありがとうみんな。みんなが居てくれたから、アタシ、リゲルに勝てたよ」


蒼汰「さ~て、不審なお嬢さん♪今までの罪状を洗いざらい自白してもらおう!おれは今、お前の犯行をこの目でしっかり見ちまったからな…」


かな「やだ~、犯行ってそんな言い方…」


あみ「そうよカナちゃん、全部説明してもらうわよ」


かな「う~、どうしよう…」



ホド「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ、バレてしまったようじゃな♪」


蒼汰、ユキコ、あみ「…!」



ホド「恐い顔ですまんのう。ワシは魔法使いのホド・セフィロト。カナの保護者的な者じゃ。…カナよ、全て話してあげなさい」


かな「わかったよホド。…みんな、今まで隠しててゴメンね。実はアタシ、人間じゃないの」



カナは蒼汰たちに、自身が女神さまによって人間にされた天使であること、天使に戻してもらうために怪人たちと戦っていたことを話した。



あみ「まさかカナちゃんが天使だったなんて…」


ユキコ「じゃあ、いつも逃げるときにハグれていたのは、すててこマンと一緒に怪人と戦っていたからなのね」


蒼汰「なんだよ、それならもっと早く言えばよかったのに…。だからみんなから不審者って呼ばれるんだぞ!」


かな「それはアンタだけでしょうが!」


蒼汰「まぁ、これからもヨロシクな、不審者」


かな「うん。こちらこそね、生意気なチビ助くん☆」



ついにリゲル様を倒したカナ。しかし、新たな脅威はすぐそこまで迫ってきているのかもしれない…。




~3~


その夜、カルディアが天体望遠鏡で星空を眺めていた。


カルディア「!」



カルディアはひときわ輝く星に気付く。


カルディア「あれは…平家星!なんて輝き…」




~4~


ユキコ「ん…」



同じ頃、ユキコはなかなか寝付けずにいた。


ユキコ(今日は眠れないな。カナちゃんの事でまだ気が動転しているのかも?でも、なんだろうこの胸騒ぎ…。とても不吉な感じがする…)



ひときわ輝く平家星、そしてユキコが感じた胸騒ぎ…。


果たしてこれは何かの前触れなのだろうか?


次回より、新章突入☆




To Be Continued.

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