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あくま退治のりゆう  作者: waniwani
エピローグ
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エピローグ

 その日を境にもうエリーはもう都市の廃屋には戻らず。フェンリル領の実家に戻った。当然両親から根掘り葉掘り聞かれるも虚言に虚言を重ねて、切り抜ける。それだけの精神力はもうエリーには備わっているのだ。地に埋めた紋章も掘り返すことはなくなった。真の悪魔を征伐した以上もう勇者は必要ないからだ。

 そして処刑される事も覚悟していたエリーだが、いくら日数が経とうとも何のお咎めもありはしなかった。それどころか新聞にローラが処刑された記事も見当たらない。サンが全て背負ってくれたのだ。教皇の殺害から女王の暗殺と全ての罪がサンの仕業という事になっている。しかし当のサンは死んでおり、身寄りもいない。結果として誰も処刑されずに済んだのだ。




 この国が元通りになるまでに数年の歳月を要する。しかし元通りになった頃には誰もがクロエやサンの事など忘れ平穏に暮らしていた。

 更に数年の月日が流れエリーは騎士団に入団する。それを機にエリーはクロエならどうするかを考え行動していった。そして気付いた頃には様々な功績を残していたのだ。しかしエリーはその事を鼻に掛けない。当然、クロエも鼻に掛けていなかったからだ。

 そして今、女王の自室に呼び出されている。

「お前を副団長に任命する。皆には後日知らせよう」

「——は」

 女王の前に跪きなからエリーは恭しく頭を垂れる。エリーに取って喜ばしい事はこの新しい女王は錬金術に一切興味を示さないという事だ。この女王ならばあの様な事件は起こりはしないだろう。

「副団長といえば、少し前にいたの副団長が不埒者だったらしい。クロエとサンだったかな……お前だけは裏切ってくれるなよ?」

 いくらクロエとサンを馬鹿にされようと、濡れ衣を着せられようともエリーは反論しない。そんな事で争いを起こし、平和を乱すのはクロエは決して望まないのだ。自らを貶める事で平和になる道があるならばクロエは喜んでその道を選ぶだろう。

 そしてこの女王の問いもエリーの返事は決まっている。

 もはや考えるまでも無い。クロエならばこう答えるだろう。

「——は、勿論です」

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