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ユニークスキル『不思議なポケット』がゴミすぎると勘違いされて追放された転移者、スラム街から這い上がる。  作者: 山親爺大将


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第15話 ここからは俺のターン

「死んじゃうかと思ったぁ……」

 目を醒ますと、マイカが泣きじゃくりながら俺を介抱してくれていた。

 

「心配かけてごめん、でも俺は死なないよ……アイラと約束したから、仇をうつって」


 自分の中で何かが変わったのは実感出来ていた。

 とりあえず、ステータスを確認してみる。



 リュウト サカイ レベル10

 クラス: 錬金術師ランク3 付与術師ランク3 拳闘師ランク2 ゴーレムマスターランク2

 継承:オーガゼノン2(怪力2 痛覚鈍化2 ヘヴィウィング2)

 クラス補正 錬金術師(器用1 知性1 MP15)

       付与術師(素早さ1 知性1 MP15)

       拳闘師(強さ1 素早さ1 HP10)

       ゴーレムマスター(強さ1 器用1 知性1 HP10 MP20)

 強さ 57 物理的攻撃力

 器用 10 命中率

 素早さ12 回避率、移動速度

 知性 17 魔法的攻撃力

 HP 38(38)

 MP 112(112)

 スキル 言語理解

     ヘヴィスウィング レベル2(補正値 ダメージ×4)

     怪力 レベル2(補正値 強さ+20 強さ1.8)

     痛覚鈍化 レベル2

     追加MP レベル4(補正値 +20)

     MP増加 レベル3(補正値 1.3)


     錬金術師スキル 金属軟化

             金属硬化

             魔金属軟化


     付与術師スキル 魔力付与

             属性付与

             魔力付与II


     拳闘師スキル  手技格闘

             脚技格闘


     ゴーレムマスタースキル クリエイトアーム

                 カスタマイズアーム


 ユニークスキル 不思議なポケット


 継承?

 気絶する前との明らかな違いはコレだな。

 オーガゼノンって誰だ? 

 名前からするとさっきのオーガロードの事と考えるのが自然だな。

 ……

 ……

 ……


 そっか、あいつネームドモンスターだったんだ。

 なんか腑に落ちた。

 ネームドモンスターは同じ種族でも数ランク上の強さがあるという。


 だから、お姉さん達の強さでも生き残れなかったんだ。

 いくらオーガを数十体倒した後でも、あの三人が戦ったんだ。


 ネームドくらいじゃなければ、納得がいかないもの。


 その後ろの数字が二ってなってるのはレベル上げと一緒の原理なのかな。

 レベル一で一個、レベル二で二個、あれと同じだと考えれば三個食べて数字が二になってるのは理解できる。

 この怪力って奴で俺の攻撃力がこんなに上がってるんだろうな。


 ん? ネームドって同じ奴は一体しかいないよな。

 あぁ、不思議なポケットで増やせたからレベル上げられたのか。

 これは俺の強みになるな。


 でも、今は、名もないオーガしかいない。

 レベルアップくらいしか出来ないな。


 モンクを取る必要なレベル十三になるにはドングリは三六〇個、オーガのなら九十個。

 俺のスキルなら三十匹。


 目の前に転がってるオーガは三十六匹、ここに来る前に狩った数が九匹。

 必要分使ったとして残るドングリが十五、ポケットで四十五、

 四個分のドングリだから百八十個分。


 レベル十四にしてモンクランク二まで上げる事が出来る。

 余ったドングリはマイカが使う事にして、お姉さんたちの遺品ともいえる装備品や所持品を集めて三人の死亡報告をする為、冒険者ギルドに向かおう。


 三人がトレーラー行為で死んだ事を報告しなければいけない。



「そうですか、それは残念です」

 ギルド職員はその一言だけで済ますつもりのようだ。


「ちょっと待って下さい! それだけですか?」


「証拠もありませんし、例えそれが真実だとしても、ギルドとして出来る事はありません」

「え!? これって殺人じゃないですか!」


「いえ、あくまで殺したのはモンスターです。

 よく考えてください、戦って敵わないモンスターから逃げる事は悪い事ですか?

 たまたま他のパーティーと遭遇した事は悪ですか?

 トレーラー行為は倫理観としてやってはいけない事です。

 しかし、これを処罰するという事は、モンスターから逃げる事も否定しなくてはいけない事になります。

 ですから、冒険者の暗黙の了解としてはダメですが、ギルドの公式見解としては処罰できないんです」


「でも、あいつは俺たちにモンスターを押し付けて」

「貴方たちも逃げればよかったじゃないですか」


「う……」

 痛いところをつかれた。

 でも、でも、あの状況で逃げるとか、ルーイを置いていくとか、無理だったし……。


「分かっていただけましたか?」

「もういい! 討伐報酬だけよこしてくれ!」


「それですが、貴方たちは冒険者ギルド登録メンバーと同じパーティーだっただけで、正式なギルドメンバーではありません。

 ですので、報酬もお渡し出来ません」


「新しいクラスを獲得するのは?」

「それは既定料金を頂ければ行います」


 都合の良いことばかり言ってやがる。

 金は出さない、貰えるものはもらう。

 俺にはそう聞こえる。


 何かが切れた気がした。

 俺はここの関係者じゃないんだよね。

 そんな俺が冒険者に何かしたって、ギルドのルールには従う必要ないよね。


 ギルドから外に出た。


「マイカ、まだ姉さん達の宿屋使えるはずだから、旅支度して待っててくれないか?」

「旅支度?」

「うん、みんなでダンジョンに潜るって約束してたよね、俺たちだけで行かないか?」

「……うん、良いよ」


「じゃあ、準備よろしくね!」

 努めて明るく言うようにした。


「それは良いけど……リュウは何するの?」

「うん、ちょっと忘れ物取りに行ってくる」


「……分かった……気をつけてね」

 なんか、凄い暗い雰囲気で言ってる。

 まるで、これから俺のやる事を見透かされてるみたいじゃないか。


「うん、ありがとう」

 多分、そうなんだろうな。


 マイカと分かれて、その足でオコジョーのアジトへと俺は向かった。

お読み頂き、ありがとうございます。

この作品を『おもしろかった!』、『続きが気になる!』と少しでも思ってくださった方はブックマーク登録や↓の『☆☆☆☆☆』を『★★★★★』に評価して下さるとありがたいです。


誤字報告いつも助けられてます。


イイねも作者のモチベーション維持になっております。


ありがとうございます。

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