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一次元転生  作者: K省略
第二章 聖戦編
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第二章 0話 悪夢

 光すらない無の世界には三人の神がいらっしゃいました。

 『創造の神』『龍の神』『星の神』でございます。

 無の世界にはただ一つ“遊戯”とよべるものがございました。

 ──それが『闘い』であります。


**********************



 ──あのときのことを夢にみる。

 

 トラックが迫りくるあの瞬間のことを。

 まるで自分が鳥になって、上から見ているかのように夢にみる。

 

 美花が、横断歩道の白線の上で、呆然としていて。

 仁は自分と並んで走り出している。仁の整った顔は焦燥に歪んでいた。

 

 ──ここで俺は、二つの選択肢の前に立たされたんだ。


 仁を助けるか、仁と美花を助けるか。


 仁を助けると、美花は助けられない。

 仁と美花を助けようとすると、恐らくそれは間に合わない。三人仲良く死んでしまうだろう。

 

 でも俺は、たとえそれがどれだけ可能性が低くても、二人を助けたかった。

 

 ──しかし、仁はそうではなかった。

 一直線に走り出し、美花の背中を突き飛ばした。


 分かってるんだ。それが最善であること。最良であること。

 なぜなら仁が導き出した答えなんだから。きっとそうだ。

 俺もその選択には納得している。きっとみんな助かる方法は無かったのだ。美花しか助からなかったのだと。

 納得している。はずなのに。



 ──ならどうして、夢に見てしまうのだろう。


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