。。。
ユウナとマルシカクがお風呂から上がるとみんなでテレビを見る予定だった。
「もう何日経ったか忘れちゃったよぉ」
「えへへ♪マルシカクも!」
・・すっごくかわいくて抱きしめたい。 今、さっきお父さんと顔を合わせたせいか後悔とも郷愁とも違う負の感情ではないなにか寂しさを感じていて、それがマルシカクちゃんを肌に触れることによりアレ状態になっていた。
先に入って待っていたみのりさんも待ちきれない!とばかりにテレビの前でピンっと背筋を伸ばして正座していたので笑っちゃう。
私は先に座って膝をポンポンするとマルシカクちゃんが喜んでその上に座るのでお腹に手を回して支えてあげたよ。
『魔法少女ルナ』2話鑑賞中
主人公の新しい仲間に大興奮している、なんだかとてもうれしいなぁ
「はぅ!もしかしますとあの方も!」
早速、メインになりうる回りと違うキャラの雰囲気から目を付けたキャラがいずれ仲間になるのでは?とわくわくしている
「おうたにでてるのはみんななかま?」
「そうなのも違うのもいるかもね?」
マルシカクちゃんはOP主題歌の映像から予想を立てたみたい、もう気付くなんてすごいね! 私はアニメ見る時OPは最終の方に映像見る、それまでは耳だけで聞いていてネタバレ無いようにしてたな。
・・・。
歯を磨きマルシカクちゃんと布団に入るけど恥ずかしいことにまだうずうずしている
「ま、マルシカクちゃん?」
「なぁに?」
布団を引いて深く被るけどマルシカクちゃんは気にした様子も無く小声で返してくれる
「あのね・・」
それから声が出ないけど待っていてくれる
「き、キスしていい・・・かな?」
マルシカクちゃんが目を軽く開けた、こんなみのりさんみたいなことをなんて恥ずかしく思うけど驚いたそれも一瞬でマルシカクちゃんは満面の笑顔になったので胸が高鳴った
「うん♪ なんかはずかしいねおねえちゃん」
暗くて分からないけどお互いに真っ赤になっている。また、くっ付いているので鼓動も感じて心地よかったり・・・
私が口に顔を寄せるとマルシカクちゃんが顔を天にズラシて私の唇はほっぺたに触れていた
拒否されたのかと、え?っと思っていたら布団が少し持ち上がり自分の頬にマルシカクちゃんの唇が触れてから「えへ♪」っと笑いかけられ乗っていいか聞いてきたので頷く
「マルシカクちゃん?」
「ユウナおねえちゃん」
マルシカクちゃんだからか、人一人分の体重もなんか気持ち良く仰向けで向かい合っていると唇を重ねられる、時間にして数秒間だけど長く感じた
「はぁ…!これでいいの…?」
それは私が求めたことに対してではなく、やり方があっているかを問うものだった。
「あふぅ…私にも初めてだったから分からないな…
けど、とっても嬉しいからいいと思うよ」
浅い知識でもマルシカクちゃんがやろうとしたものが違うのは分かるけれど私には大満足過ぎてドキドキしながらも鎮まっていた。
マルシカクちゃんも安心しそのままギューッとして胸に顔を預け「おやすみ」とそのまま眠りについたのだった。
「はぅぅ…にゃにがあったのかとてもきににゃりましゅ…」
嘘の寝息の呼吸と共にそっと呟かれたのは闇にかき消されていたのは誰も知らないことである。