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ฅ9ฅ

「じゃ早速」

「早速……?」

「狩りに行こう!」

「か、狩り!?」

「あれ? やったことないわけじゃないでしょ? 今まで生きてきたんなら少なくとも昆虫みたいな小さな虫とかネコパンチで倒してるでしょ」

「やったことあるけど……大物とかは狩ろうとしたことないよ?」

「だからこそ今いる三匹で行くんだろ?」

「え……三匹?」

「三匹だろ? 俺“トラ”と“タマ”と“ハブ”で三匹。計算は間違ってないぞ」

「やっぱり私も含まれてるんですね……なんとなく予想はしてたけど」

「そうと決まれば善は急げだ! 追い求めるものに幸運は寄ってくる」

「そうだな! 早速行こうぜ!」

 半ば強引に狩猟に参加させられ夜、日付が変わるころ公園に集合することとなった。

 人類が開発したデジタル時計というおかげで時刻を知ることは容易だ。

 太陽光で充電され常に光を発し、時を刻み続けているのは人類が残した英知だと思う。

 充電されるバッテリーが消失しない限りはずっと時間を知ることが出来るだろう。

 ちらっと時計を見て時刻を確認するとまだ13時。

 日付が変わるまでかなりの時間がある。

 猫の姿になってしまったわけだしのんびり視線が違う世界で散策を楽しむことにした。


 人間の身長程の木が視線が低いこともありとても大きく見える。

 生い茂る草木をかけ分けてどんどん奥へと進んでいく。

 人間の時には必要なかった“ひげ”のおかげで視力の弱さなどを補い平衡感覚を保つことが出来て目の保護や、獲物などの察知が出来る。

 すなわち必要不可欠なものといっても過言ではないのだ。

 地面は程よく乾いておりふかふかな状態。

 例えるならトラクターなどで地面を掘り起こした状態に近い。

 歩けば、ズボッとふかふかな土に足が沈んでいく。

 走ることは愚か、歩くことすらままならない。

 こんなところで敵に出くわしたくないなと考えていた時だった。

 ガサガサっと音がして自分の体長より一回り大きいサイズのキツネが姿を現した。

 見つけられないように気配を全力で消し背景と同化するように試みるが……キツネと視線が交わってしまった。

更新遅くなってごめんなさい。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

誤字脱字、変な表現などありましたらご指摘お願いいたします。

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